【疑問解決】楽天経済圏は本当にお得?|他の経済圏と比べて深掘り分析

楽天・Ponta・dポイント…。複数のポイント管理は大変で、「気づいたら有効期限切れ…」なんて経験はありませんか? その悩み、日常生活で使うサービスをたった1つの経済圏にまとめるだけで解決します。私も5年前に楽天経済圏へ移行し、今では意識せずとも自動でポイントが貯まる快適さを実感しています。 この記事では、経済圏選びで後悔しないためのヒントを、私の経験を交えて分かりやすく解説します。 ▼この記事で、あなたのこんな疑問に答えます!
  • 結局、どの経済圏が一番おトク? (楽天・PayPay・docomo・auの4大経済圏を徹底比較)
  • 「経済圏」って「ポイ活」と何が違うの? (手間なくポイントが自動で貯まる仕組みの秘密)
  •  私が5年間使い続けて「楽天経済圏が一番」だと断言する理由
この記事を読めば、もうポイント管理で消耗することはありません。ぜひ最後までご覧ください。
目次

そもそも「経済圏」ってなに?

最近よく聞く「〇〇経済圏」という言葉。「なんとなくお得そうだけど、実はよく分かっていない…」という方も多いのではないでしょうか。 「経済圏」とは、ひと言でいうと**「特定の企業のサービスで生活を統一すること」**です。具体的には、普段使っている以下のようなサービスを、楽天やドコモ、PayPayといった一つの会社でそろえることを指します。
  • 通信:スマホ、インターネット回線
  • 買い物:ネット通販、実店舗での支払い
  • 決済:スマホ決済、クレジットカード
  • 金融:銀行、証券
  • その他:旅行予約、エンタメ(動画、音楽)など

経済圏のメリットは「ポイント還元」

サービスを特定の企業に統一するのは少し手間に感じるかもしれませんが、それを上回る大きなメリットが**「ポイント還元」**です。 関連サービスをまとめて使うことでポイントがより多く貯まり、そのポイントで支払いをしたり、割引を受けたりできます。これは利用者と企業、双方にとって嬉しい関係です。利用者側はポイントでお得になり、企業側は自社のファンを増やし、長くサービスを使ってもらえるようになります。

デメリットはないの?知っておきたい注意点

もちろん、メリットばかりではありません。知っておきたい注意点は、ポイント還元のルールは永遠ではないということです。企業の都合で、もらえるポイントが減ったり、使えるお店が少なくなったりする「ポイント改悪」が行われる可能性は常にあります。 そのため、一つの経済圏にこだわりすぎず、他の経済圏と比較しながら、よりお得なサービスを柔軟に選んでいく視点も大切ですよ。

楽天経済圏とは?

楽天経済圏とは、楽天グループが提供するさまざまなサービスをまとめて利用することで、楽天ポイントが効率的に貯まるお得な仕組みのことです。 例えば、以下のような日常生活に関わるサービスを楽天に切り替えるだけで、ポイントがどんどん貯まっていきます。
  • 銀行(楽天銀行)
  • クレジットカード(楽天カード)
  • スマホ回線(楽天モバイル)
  • 電気(楽天でんき)
  • 光回線(楽天ひかり)
このように、普段の生活で使うサービスを楽天にまとめるだけで、ザクザクポイントが貯まっていく。それが楽天経済圏の大きな魅力です。

楽天経済圏の仕組みはSPUが鍵!

楽天経済圏の最大の魅力は、楽天のサービスを使えば使うほど、楽天市場での買い物がお得になる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」にあります。 このSPUを活用することで、あなたのポイント還元率は最大18倍までアップします。 SPUの仕組み * 対象サービスを使う: 楽天市場だけでなく、楽天銀行、楽天カード、楽天モバイルといった様々なサービスを利用します。 * ポイント倍率が上がる: 利用するサービスが増えるほど、楽天市場でのポイント倍率がどんどん上がっていきます。 つまり、普段の支出を楽天のサービスにまとめるだけで、面白いように楽天ポイントが貯まる仕組みになっているのです。 さらに、SPUに加えて各種キャンペーンを組み合わせれば、**最大47%**という驚きのポイント還元も可能になります。 もちろん、ポイントが貯まるのは楽天市場だけではありません。街のお買い物やサービスの利用でもポイントが貯まるので、楽天経済圏での生活はメリットづくしと言えるでしょう。

楽天経済圏の主要サービス一覧

楽天経済圏には、私たちの生活を支えるたくさんのサービスがそろっています。これらを上手に組み合わせることで、楽天ポイントを効率よく貯めることが可能です。 特に、以下の5つの分野は、多くの方が日常的に利用する、まさに生活の土台となるサービスです。楽天経済圏で暮らすなら、まずこれらのサービスを楽天でそろえることから始めるのが良いでしょう。
  1. ネットショッピング(楽天市場)
  2. スマホ回線(楽天モバイル)
  3. クレジットカード(楽天カード)
  4. 銀行口座(楽天銀行)
  5. 証券口座(楽天証券)
これらは、普段の生活に欠かせないサービスばかりですよね。だからこそ、これらを楽天にまとめるだけで、無理なく自然にポイントが貯まっていくのです。

 ネットショッピング(楽天市場)

楽天経済圏のネットショッピングといえば、その中心となるのが「楽天市場」です。 楽天ポイントをよりたくさん貯める「SPU」がもらえるので、この楽天市場を使いこなすことが必須と言えるでしょう。 楽天市場のメリット
  1. 楽天サービスを使えば使うほど、ポイント還元率がどんどんアップ! 楽天市場の最大の魅力は、**SPU(スーパーポイントアッププログラム)**です。楽天カードや楽天モバイルといった他の楽天サービスと連携させることで、ポイント還元率が上がり続けます。さらに豊富なイベントを組み合わせれば、最大47%還元も狙える驚異的な仕組みです。
  2. 貯まったポイントの使い道に困らない 貯まった楽天ポイント(期間限定ポイント含む)は、楽天市場でのお買い物はもちろん、普段の街でのお買い物(楽天ペイ)や、通信費(楽天モバイル)、光熱費(楽天でんき)など、生活のあらゆる場面で利用できるため、無駄になることがありません。
  3. あらゆる商品が見つかる豊富な品揃え 日用品から趣味、ギフトまで、楽天市場なら「ないものはない」と言えるほど品揃えが豊富です。買い物を楽天市場に集約することで、勝手にポイントを貯めることができます。
楽天市場のデメリット
  1. 送料を忘れずにチェック 商品によっては送料が別途かかる場合があります。ポイント還元でお得になっても、送料を含めると割高になるケースもあるので、購入前によく確認しましょう。
  2. 「実質価格」で判断しよう ポイントがたくさん付くからといって、商品の元値が他より高い可能性もあります。「ポイント還元を含めた実質価格はいくらか」という視点を持つことが大切です。
  3. イベント時の価格変動 お得なイベントのタイミングで、一部商品の価格が通常時より高く設定される可能性もゼロではありません。大切なのは、イベントにこだわらないで本当に今が自分に必要なのか、冷静に見極めることも必要です。
 

スマホ回線(楽天モバイル)

楽天経済圏の通信を支えるのが「楽天モバイル」です。 SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象でもあり、契約しているだけで楽天市場でのポイント還元率がアップします。 楽天モバイルのメリット
  1. データ無制限なのに驚きの安さ! 「Rakuten最強プラン」は、データ通信をどれだけ使っても月額3,288円(税込)。使ったデータ量に応じて料金が変わる3段階制なので、あまり使わない月はさらに安くなるのも嬉しいポイントです。
  2. データ完全無制限で、光回線代わりにも データ利用量に上限がない「完全無制限」なので、自宅のWi-Fi(固定回線)代わりに使うことも可能です。実際に月に300GB以上利用しても速度制限なく快適に使えた私の実体験もあり、通信費全体を大幅に節約できる可能性があります。格安SIMのように混雑時に速度が落ちることも少ないため、ストレスなく利用できます。
  3. 「Rakuten Link」アプリで国内通話が無料 専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、24時間いつでも国内通話が無料でかけ放題。時間を気にせず長電話ができるのは大きなメリットです。
楽天モバイルのデメリット
  1. 一部のエリアや地下などでは繋がりにくい プラチナバンドの提供が始まり改善傾向にありますが、旅行先や地下、山奥などでは圏外になる可能性があります。契約前にご自身の生活圏が対応エリアか確認しておくと安心です。
  2. 無料通話には専用アプリが必須 無料通話は「Rakuten Link」アプリ経由での発信が条件です。スマホ標準の電話アプリからかけると通常の通話料金が発生します。また、データ通信を利用した通話のため、場所によっては音声品質が安定しないこともあります。

クレジットカード(楽天カード)

楽天経済圏に欠かせないのが「楽天カード」です。 ポイントを効率よく貯めるためには必須のアイテムですが、その魅力と、利用する上でのデメリットをしっかり理解して使いこなしましょう。

楽天カードのメリット

  1. 楽天市場でいつでもポイント還元率アップ! 楽天市場でのお買い物に楽天カードを利用すると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)により、ポイント還元率がいつでもアップします。楽天モバイルなど他のサービスと組み合わせることで、さらにお得になります。
  2. 普段使いでもポイントが貯まりやすく、使い道も豊富 街のお買い物でも100円につき1ポイントが貯まります。貯まったポイントは、楽天ペイを通じてコンビニやドラッグストアで使えたり、楽天モバイルの支払いに充てたりと、使い道に困ることがありません。
  3. 楽天証券で「ポイ活」しながら資産形成 楽天証券でのクレカ積立にも対応しており、資産形成をしながら効率よくポイントを貯めることも可能です。
  4. もしもの時も安心のセキュリティ対策 セキュリティ対策がしっかりしているのも大きな魅力です。例えば、同じお店で短時間に2回決済すると、不正利用を疑って確認の電話をくれることがあります。利用者としては非常に心強いですよね。
  5. スマホ決済にもしっかり対応 QUICPayに対応しているため、カードのタッチ決済が使えないお店でも、スマホでスマートに支払いを済ませることができます。

楽天カードのデメリット

  1. ポイントルールの変更 お得なキャンペーンが多い一方で、ポイントの還元率やルールが変更されることがあります。定期的に公式サイトで最新の情報をチェックする習慣をつけましょう。
  2. セキュリティの厳しさ上の手間 セキュリティがしっかりしている反面、不正利用が疑われるとカードが一時的に利用停止になり、再発行が必要になるケースも。その場合、公共料金などの固定費の支払い方法を再設定する手間が発生することがあります。
 

銀行口座(楽天銀行)

楽天の代表する銀行は「楽天銀行」です。 楽天カードとの連携はもちろん、普段使いでも多くのメリットがあります。その魅力と、口座開設前に知っておきたいデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

楽天銀行のメリット

  1. 手数料がお得になる「ハッピープログラム」 ハッピープログラムにエントリーすれば、ATM手数料が最大「月7回」、他行への振込手数料が最大「月3回」無料になります。給与の受け取り口座に指定すると、さらに振込手数料無料が月3回追加され最大5回まで無料になるのも嬉しいポイントです。手数料を気にせず、お金の出し入れが自由にできます。
  2. 楽天証券との連携で優遇金利が適用 楽天証券口座と連携させる「マネーブリッジ」に設定するだけで、普通預金金利が最大年0.28%(2025年7月1日時点)の優遇金利が適用されます。普段お金を預けておくだけで、効率よく資産を育てることができます。
  3. 手間いらずの「自動入出金(スイープ)」機能 楽天証券との連携で設定できる「自動入出金(スイープ)」を利用すれば、自分で入出金する手間なく、銀行口座と証券口座の間で資金が自動で移動します。例えば、株や投資信託の購入時には銀行口座から必要な資金が自動で入金され、証券口座で使わなかった資金は自動で銀行口座へ戻るので、面倒な資金移動の手間が省けます。
  4. 面倒な毎月の振り込みから解放される「定額自動振込」 毎月決まった日に、決まった金額を自動で振り込んでくれるサービスです。家賃の支払いや駐車場代、家族への仕送りなど、忘れがちな毎月の手続きを自動化できるので、手間も振込忘れもなくなります。
  5. コンビニ払込票もスマホでスマート決済 公共料金などの払込票(バーコードやQRコード)を楽天銀行アプリで読み込むだけで、いつでもどこでも支払いが完了します。わざわざコンビニへ足を運ぶ必要がなくなり、時間を有効に使えます。

楽天銀行のデメリット

  1. マネーブリッジの金利は残高に注意 お得な優遇金利ですが、普通預金残高が300万円を超えた分は金利が下がります。ただ、それでも大手銀行よりはるかに高い金利が適用されるので、300万円以上預ける場合でも十分メリットは大きいです。
  2. 自動入金には非対応 毎月自動で他行からお金を引き落として入金する「定額自動入金」のサービスはありません。給与振込口座に指定するか、手動で入金する必要があります。
  3. スマホのみで現金の入出金はできない スマホアプリだけでは、コンビニATMなどで現金を引き出すことはできません。現金の出し入れには必ずキャッシュカードが必要になるので、忘れないようにしましょう。
  4. サポートはオンラインが中心 実店舗がないため、対面でのサポートは受けられません。また、カスタマーサービスの電話やオペレーターチャットは時間帯によってつながりにくいことがあるため、基本的には公式サイトのQ&Aなどで自己解決することが求められます。

証券口座(楽天証券)

楽天の代表する証券口座は「楽天証券」です。 投資初心者から経験者まで、幅広い方におすすめのネット証券です。その豊富なサービスと手数料の安さで、多くの投資家から支持されています。そのメリットとデメリットをご紹介致します。しっかり理解して、賢く資産形成を始めましょう。

楽天証券のメリット

  1. 初心者でも安心の使いやすさ Webサイトの取引画面は非常に見やすく、直感的に操作できるため、初めての方でも迷うことなく取引を始められます。投資の第一歩をスムーズに踏み出せる安心設計です。
  2. 少額から始められる手軽さ 「かぶミニ®」(単元未満株)は、数百円から手軽に株式投資を始められるサービスです。通常、国内株式の購入は100株単位でまとまった資金が必要ですが、「かぶミニ®」なら1株から購入できます。「まずは少額から試してみたい」という投資初心者の方にぴったりのサービスです。
  3. 業界トップクラスの手数料の安さ 国内株式の取引手数料が無料(※ゼロコース選択時)なのは、楽天証券の大きな魅力です。コストを気にせず、気軽に取引できるので、利益を最大限に追求できます。
  4. 豊富な商品ラインナップで、自分に合った投資が見つかる 話題の新NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)にももちろん対応。人気の投資信託から国内外の株式、債券まで、幅広い商品を取り揃えているので、あなたの投資スタイルに合わせた商品がきっと見つかります。
  5. 計画的な資産の取り崩しが可能 投資信託を毎月決まった日に、決まった金額や割合で自動的に売却できる「定期売却サービス」があります。老後の生活費など、年金のように定期的な収入源として活用できる便利な機能です。
  6. 米国経済の成長を味方に 「米国株積立」サービスを利用すれば、毎月コツコツと米国株やETF(上場投資信託)に投資できます。米国経済の成長の恩恵を受けながら、長期的な資産形成を目指せます。
  7. 質の高い日本経済新聞が無料 楽天証券の口座があれば、日本経済新聞社が提供するビジネスデータベース「日経テレコム」を無料で利用できます。過去の記事や企業情報を無料で閲覧できるため、銘柄選びや情報収集の強力な武器になります。

楽天証券のデメリット

  1. アプリは高機能ゆえの複雑さも 取引アプリ「iSPEED」は、プロも使うほど高機能で情報量が多いため、投資初心者の方は慣れるまで少し複雑に感じるかもしれません。
  2. サポートはオンラインが中心 実店舗がないため、基本的にはオンラインでのサポートが中心となります。電話やオペレーターチャットでのカスタマーサービスは時間帯によってつながりにくいこともあるため、まずは公式サイトのQ&AAIチャットサポートを活用するのがおすすめです。

楽天経済圏のメリット 5選

:::::::::::図解の画像を準備する::::::::::

 

普段のサービス利用でポイントが貯まる

楽天経済圏の最大のメリットは、特別なことをしなくても、普段の生活を送るだけで楽天ポイントがどんどん貯まっていく点です。

その秘密は、楽天市場でのお買い物がお得になる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」にあります。日常生活に欠かせない様々なサービスを楽天に切り替えるだけで、このSPUのポイント倍率が上がっていきます。

例えば、以下のようなサービスを楽天にまとめることで、SPUの倍率がアップします。

  • クレジットカード→「楽天カード」
  • スマホ回線→「楽天モバイル」
  • 銀行口座→「楽天銀行」
  • 電気の契約→「楽天でんき」

つまり、生活の土台となるサービスを楽天でそろえればそろえるほど、楽天市場でのお買い物でもらえるポイントが増えていくのです。これが、意識しなくてもポイントが貯まる仕組みの正体です。

楽天銀行・楽天証券の利便性

ポイントが貯まるだけでなく、楽天銀行・楽天証券の使いやすさも楽天経済圏の魅力です。

■楽天銀行 楽天銀行は、以下のような便利な特徴があります。

  • 24時間365日、コンビニATMが利用可能
  • 毎月決まった振込を自動化できる「定額自動振込」機能
  • ハッピープログラムに参加すれば、ATM手数料や振込手数料がステージに応じて無料になる

■楽天証券 楽天証券は、特にこれから資産形成を始めたい方にオススメです。

  • 新NISAやiDeCoに対応
  • 投資信託や米国株式など、豊富な商品ラインナップ
  • 通常100株からの国内株を1株から購入可能

高配当株への投資や、少額からの株式投資を始めたい方にとって、非常に心強い証券会社です。

楽天ポイントの使い道が豊富で無駄がない

楽天ポイントは貯めたポイントの使い道が非常に豊富で、無駄になりにくいことです。

せっかく貯めたポイントも、使えなければ意味がありませんよね。楽天ポイントなら、「1ポイント=1円」として、日常生活の様々な場面で利用できます。

例えば、次のような使い道があります。

  • 街のお店で:楽天PAYとして支払い 例:コンビニやスーパーなどで使えます。
  • 投資に使う:楽天証券でポイント投資 例:ポイントを使って株などを買う
  • ネットショッピングで:楽天市場での買い物 例:商品の支払いに使えます。
  • 毎月の支払いに:楽天モバイルや楽天カードの支払い 例:通信回線やクレジットカードの支払い金額に使う。
  • 手数料に:楽天銀行の振込手数料

このように、お買い物から投資、毎月の固定費の支払いまで、まるで現金のように使えるのが楽天ポイントの強みです。だからこそ、ポイントを無駄なく活用することができます。

期間限定ポイントも固定費などで賢く消費できる

せっかくもらった楽天ポイント。でも、「期間限定ポイント」は有効期限が短くて、気づいたら失効していた…なんて経験はありませんか?

使い道に困りがちな期間限定ポイントですが、楽天経済圏なら無駄なく消費する方法があります。それは、毎月必ず発生する「固定費」の支払いに、期間限定ポイントを自動的に使う設定をしておくことです。

楽天のサービスの中には、期間限定ポイントを優先的に支払いにあててくれるものがあります。

✅ 楽天モバイル(スマホ料金)

✅ 楽天ひかり(インターネット料金)

✅ 楽天でんき(電気料金)

一度設定してしまえば、あとは毎月自動で、有効期限が近いポイントから優先的に使ってくれます。これにより、ポイントの失効を防ぎながら、毎月の支出をかんたんに減らすことができるのです。

楽天市場のイベント活用でさらにポイントアップ

楽天経済圏の基本であるSPUに加えて、楽天市場ではポイントがさらにアップするお得なイベントが、年間を通じてたくさん開催されています。

これらのイベントを狙ってお買い物をすることが、ポイントを爆発的に増やすための重要なカギとなります。代表的なイベントをいくつかご紹介します。

  • お買い物マラソン・楽天スーパーSALE 複数のショップで買い回りをするほど、ポイント倍率がアップしていく大型イベントです。最大47倍
  • 5と0のつく日 毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日は、楽天カードで支払うとポイントが上乗せされます。1倍
  • 勝ったら倍 楽天イーグルスやヴィッセル神戸が試合に勝った翌日は、ポイント倍率がアップします。最大2倍
  • 毎月18日(ご愛顧感謝デー) 毎月18日開催、会員のランクに応じて最大3倍
  • 毎月1日(ワンダフルデー) 毎月1日開催、3,000円(税込)以上購入で最大2倍。さらに、リピート購入特典で最大3倍になる。

これらのイベントは、SPUのポイントアップとは別にもらえる特典です。SPUの倍率を上げた上でイベントに参加すると、ポイントを二重、三重に獲得できますので、積極的に活用するのがおすすめです。

楽天経済圏で得られるお得の具体例

楽天経済圏のサービスを組み合わせることで、普段のお買い物が驚くほどお得になります。ここでは、具体的なポイント倍率や、お得にポイントを貯めるための3つのコツをご紹介します。

ポイント最大47倍の内訳と現実的な目標

楽天では、以下のポイントアップを組み合わせることで、驚異的な還元率が実現します。

  • SPU(スーパーポイントアッププログラム):最大18倍
  • お買い物マラソンなどのイベント:最大10倍
  • 各ショップ独自のポイントアップ:最大19倍

これらをすべて達成すると、最大47倍のポイントが可能です。

とはいえ、すべての条件をクリアするのは至難の業。まずは現実的に10倍~20倍のポイント還元を目指すのがおすすめです。これだけでも、生活がぐっと楽になりますよ。

お得にポイントを貯める3つのコツ

では、どうすれば効率よくポイントを貯められるのでしょうか。今日から実践できる、簡単な3つのコツを見ていきましょう。

  1. 普段のサービスを「楽天」にまとめる まず試してほしいのが、スマホを「楽天モバイル」に、電気を「楽天でんき」に、支払いを「楽天カード」にするなど、普段利用するサービスを楽天に集約することです。最初に一度設定してしまえば、あとは意識しなくても自然とポイントが貯まっていくので、非常に効率的です。
  2. お買い物は「お得なイベントデー」を狙う 急ぎでなければ、お買い物は少し待つのが賢い選択です。なぜなら、楽天市場では「お買い物マラソン」や「ご愛顧感謝デー」といった、ポイントがザクザク貯まるイベントが定期的に開催されているからです。このタイミングを狙うだけで、普段よりずっとお得になります。
  3. Apple Gift Cardは楽天市場で買う Apple製品を実質的な割引価格で手に入れる最もお得な方法、それは楽天市場でApple Gift Cardを購入することです。楽天市場なら、SPU(スーパーポイントアッププログラム)やお買い物マラソンといったイベントを組み合わせることで、その10%を上回るポイント還元をいつでも狙うことが可能です。

手順は驚くほど簡単です。 ①楽天市場のイベントを狙ってApple Gift Cardを購入する ②購入額に応じた楽天ポイント(期間限定ポイント含む)が還元 ③届いたコードを自分のAppleアカウントにチャージする たったこれだけで、あなたのAppleアカウント残高は、支払った金額以上にチャージされます。 このチャージした残高は、最新のiPhoneやMacBook、iPadはもちろん、毎月のアプリ課金や音楽の購入にも利用できます。つまり、すべてのApple製品やサービスが、楽天ポイントの還元分だけ実質的に割引されるのと同じこと。Appleユーザーなら、これを使わない手はありませんよね。 (※ただし、注意点があります。初回で購入できる金額に制限がある)

楽天経済圏を利用する際の注意点

お得な楽天経済圏ですが、上手に付き合うためにはいくつか知っておきたい注意点があります。ポイントに夢中になるあまり、かえって損をしてしまわないように、以下のポイントを心に留めておきましょう。

注意点1:SPU目的で「使わない物」まで購入しない

楽天には、使えば使うほどポイント還元率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」という魅力的な仕組みがあります。

「ポイントアップのために、使わないまで購入してしまった…」なんて経験はありませんか?

確かにSPUの倍率を上げることは大切ですが、そのために利用頻度の低い物まで購入してしまうと、結果的に損をしてしまう可能性があります。

例:買う予定のない服をRakuten Fashionアプリで服を購入して、ポイント倍率が0.5%UP狙ったり、楽天ブックスで買う予定のない本、雑誌、DVD、CD、ゲーム、おもちゃなど購入して、ポイント倍率が0.5%UPを狙う必要はありません。

【対策】 服や本のなどの購入など、本当に必要なタイミングだけ利用するように心がけましょう。

注意点2:お買い物マラソンで「ついで買い」をしない

楽天市場のお買い物マラソンや楽天スーパーセールは、多くのポイントを獲得できる絶好のチャンスです。しかし、ここにも注意が必要です。

「あと1店舗でポイント10倍だから、何か買わないと!」と、

ポイントアップ目的で買うべきではなかった物まで買ってしまうのは、最も避けたいパターンです。

また、イベントに合わせて商品の価格が通常時より少し高く設定されている可能性もあります。 ポイントだけを見て買い物をすると、かえって損をすることにもなりかねません。

【対策】「本当に欲しいものを、必要なタイミングで買う」という基本を忘れないようにしましょう。イベントの高還元に惑わされず、冷静に判断することが賢い利用のコツです。もちろん、SPUによるポイント還元は通常時でも利用できるので安心してくださいね。

PayPay経済圏の特徴

SoftBankグループやYahoo!関連の様々なサービスを組み合わせて利用することで「PayPayポイント」をメインにポイントがよく貯まるのがPayPay経済圏です。

PayPay経済圏のポイント仕組み

PayPay経済圏には、キャッシュレス決済を中心に、私たちの生活をお得で便利にするサービスがそろっています。これらを上手に組み合わせることで、PayPayポイントを効率よく貯めることが可能です。

特に、以下の5つの分野は、多くの方が日常的に利用する、まさに生活の土台となるサービスです。PayPay経済圏で暮らすなら、まずこれらのサービスをそろえることから始めるのが良いでしょう。

  1. ネットショッピング(Yahoo!ショッピング)
  2. スマホ回線(SoftBank・Y!mobile)
  3. クレジットカード(PayPayカード)
  4. 銀行口座(PayPay銀行)
  5. 証券会社(PayPay証券)
  6. 【おまけ】LYPプレミアム

これらは普段の生活に欠かせないサービスばかりなので、無理なくポイントが貯まっていきます。さらに、この記事でご紹介する**LYPプレミアム」を組み合わせる**ことで、ポイント獲得をもっと加速させることができますよ。

ネットショッピング(Yahoo!ショッピング)

PayPay経済圏の代表的なネットショッピングは「Yahoo!ショッピング」です。PayPayポイントとの連携で高い還元率を実現し、キャンペーンでさらにお得にお買い物できます。お得に使うためにはメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。

Yahoo!ショッピングのメリット
  1. PayPayポイントが貯まる!お得なキャンペーン Yahoo!ショッピングの最大の魅力は、なんといっても豊富なキャンペーンによる高いポイント還元率です。特に、定例開催されるキャンペーンを狙うことで、効率よくPayPayポイントを貯めることができます。  ・5のつく日: +4%(付与上限1,000円相当/回)  ・プレミアムな日曜日: +5%(対象ストアで合計5,000円以上の場合) 特にこの2つはハードルが低くおすすめです。5,000円以上の買い物なら日曜日、それ以下なら5のつく日と使い分けると良いでしょう。この他にも、年に数回開催される「超PayPay祭」や「ヤフービッグボーナス」など、最大20%を超える大型キャンペーンも見逃せません。
  2. 初心者でも簡単にポイントアップを実現 PayPay経済圏の対象サービスを利用するだけで、複雑な条件なしにポイントアップが狙えます。制限が少なく、誰でも簡単に高還元を目指せるのが大きな魅力です。
Yahoo!ショッピングのデメリット
  1. 期間限定ポイントの利用先が限定的 Yahoo!ショッピングのキャンペーンなど獲得したポイントの多くは「PayPay期間限定ポイント」として付与されます。これらのポイントは現在、Yahoo!ショッピング、LOHACO、Yahoo!クイックマートなど限られたサービスでしか利用できないため、使い道が限定的です。(※今後順次拡大予定)
  2. 一部特典の付与上限が低い 高い還元率が魅力ですが、一部の特典には付与されるポイントの上限が低めに設定されています。
    • ワイモバイル決済特典: +5%(付与上限250円相当/月)
    • スーパーPayPayクーポン: +10%(付与上限500円相当/月) 月に数千円程度の買い物であればお得ですが、高額な買い物をする人にとっては、上限に達しやすく物足りなさを感じる可能性があります。

スマホ回線(SoftBank・Y!mobile)

PayPay経済圏の代表的なスマホ回線は「Y!mobile」と「SoftBank」です。どちらも高品質な通信網を活用できる大きなメリットがありますが、料金やサービス内容に違いがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解して、自分に最適なプランを選びましょう。

SoftBankのメリット

  1. 最高品質の通信と充実のサポート 大手キャリアならではの、全国をカバーする高品質で安定した通信が魅力です。災害時などの通信障害にも強く、もしもの時も安心です。また、全国のソフトバンクショップで対面サポートを受けられるのも大きなメリットです。
  2. データを気にせず使える無制限プラン 動画視聴やオンライン会議などでデータ通信量を多く使う方に最適な、データ容量無制限のプランが用意されています。通信量を気にすることなく、ストレスフリーでスマホを利用したい方におすすめです。
  3. ライトユーザー向けの小容量プランも提供 あまりデータを使わない方向けに、3GBまでの小容量プランも選択できます。使い方に合わせて柔軟にプランを選べるのも大手ならではの強みです。
  4. キャリアメールが無料で利用可能 「@softbank.ne.jp」のキャリアメールアドレスを無料で利用できます。特定のサービス登録などでキャリアメールが必要な方には嬉しいポイントです。

SoftBankのデメリット

  1. 高額な月額料金  高品質な通信や充実したサポートが受けられる分、Y!mobileや他の格安SIMと比較すると月額料金は高くなります。通信品質を重視する方以外には負担が大きく感じられるでしょう。
  2. 中容量プランの選択肢が少ない 小容量プランと無制限プランが中心で、10GB~30GBといった中容量で十分な方にとっては割高になってしまいます。使用量に関わらず高い料金を支払うことになる点は要注意です。

Y!mobileのメリット

  1. ソフトバンク品質の通信を格安で利用 ソフトバンクのサブブランドであるため、格安SIMでありながら本家と同等の高品質で安定した通信を利用できるのが最大の魅力です。通信品質にこだわりたいけれど、料金は抑えたいという方に最適です。
  2. 割引サービスでさらにお得  「おうち割 光セット」「家族割引」「PayPayカード割」を組み合わせることで、月額料金を大幅に削減できます。
  3. データ容量を無駄なく繰り越し 使い切れなかったデータ容量は翌月に自動繰り越しされるため、月によって使用量にバラつきがあっても無駄なく利用できます。
  4. 速度制限時も比較的に快適 万が一データ容量を使い切って速度制限がかかっても、シンプル2 M/Lプランなら最大1Mbpsの速度で通信できます。これは他の格安SIMと比較しても速く、SNSの閲覧や標準画質の動画視聴なら十分に可能です。 ※シンプル2 Sの場合は最大300kbps

Y!mobileのデメリット

  1. 料金は格安SIMより高め  通信品質が高い分、他の多くの格安SIMと比較すると料金は少し高めに設定されています。とにかく安さを最優先したい方には、他の選択肢も検討の余地があります。
  2. データ無制限プランがない 大容量プランはありますが、データを無制限で使えるプランはありません。外出先で動画を長時間視聴したり、オンラインゲームを頻繁にプレイしたりするなど、毎月35GB以上のデータを使うヘビーユーザーには不向きです。
  3. セット割対象の光回線が割高な場合も 割引の対象となる「SoftBank光」や「SoftBank Air」は、他の光回線サービスと比較すると月額料金がやや高めです。そのため、割引を適用しても、トータルコストでは思ったほど安くならない可能性があります。

クレジットカード(PayPayカード)

PayPay経済圏を代表するクレジットカードが「PayPayカード」です。 PayPay決済との連携でお得になるのはもちろん、日常生活でも多くのメリットがあります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

PayPayカードのメリット

  1. PayPayステップ達成でポイント高還元 PayPayステップの条件(200円以上の支払い30回以上かつ10万円以上の利用)を達成すると、翌月のポイント付与率が最大1.5%にアップします。日常の支払いをPayPayカードに集約すれば、効率よくポイントが貯まるのが大きな魅力です。
  2. スマホ完結で安心・安全なナンバーレス PayPayカードは券面にカード番号が印字されていないナンバーレス仕様です 。番号はPayPayアプリでいつでも確認できるので、セキュリティ面で非常に安心です。さらに、カードを利用するとすぐにプッシュ通知が届くため 、利用金額や店舗名をリアルタイムで把握でき、不正利用もすぐに発見できます。
  3. 貯まったポイントの使い道が豊富 PayPayカードの利用で貯まるPayPayポイントは、全国のPayPay加盟店での支払いにそのまま使え、使い道に困ることがありません 。普段の買い物で気軽に使えるので、ポイントを無駄なく活用できます。
  4. クレカ積立で賢く資産運用 PayPay証券では、PayPayカードを使ったクレカ積立が可能です 。毎月コツコツ資産形成をしながら、積立額に応じたポイントも貯まるので、これから資産運用を始めたい方にもぴったりです。

PayPayカードのデメリット

  1. 高還元の条件達成は少しハードルが高い 最大1.5%還元の条件である「月30回かつ10万円以上の利用」は、誰でも達成できるわけではありません 。特に、毎月のカード利用額が10万円に満たない方にとっては、高還元の恩恵を受けにくいのが現状です。
  2. 200円未満の決済ではポイントが付かない PayPayカードのポイントは200円(税込)ごとに付与されるため、199円以下の支払いではポイントが付きません 。コンビニなどで少額の決済が多い方は、ポイントを取りこぼしてしまう可能性がある点に注意が必要です。
  3. 旅行保険やショッピング保険が付帯しない PayPayカードには、海外旅行傷害保険や、購入した商品が破損した際に補償されるショッピング保険が付いていません 。旅行や高価な買い物が多い方は、別の保険付きカードと併用するのがおすすめです。
  4. ETCカードは年会費がかかる PayPayカードでETCカードを発行すると、年会費550円(税込)がかかります 。年会費無料のクレジットカードも多い中で、これはデメリットと言えるでしょう。

銀行口座(PayPay銀行)

PayPay経済圏のメインバンクとなるのが「PayPay銀行」です。 PayPayとの連携はもちろん、普段使いでも多くのメリットがあります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

PayPay銀行のメリット

  1. 複雑な手続きなしで普通預金金利が高い 特別な手続きをしなくても、普通預金に預けておくだけで最大年0.4%の優遇金利が適用されます。大手銀行の普通預金金利と比べると非常に高く、ただお金を預けておくだけで効率よくお金が増えていくのが嬉しいポイントです。
  2. チャージ不要で支払いがスムーズに PayPayアプリにPayPay銀行の口座を登録しておけば、PayPay残高への事前チャージが不要になります。お会計の際に銀行口座から直接引き落とされるため、「残高が足りない!」と焦ることも、わざわざチャージする手間もなくなります。
  3. PayPay残高へのチャージ・出金手数料が無料 PayPay銀行の口座からPayPay残高へのチャージは、いつでも手数料無料です。逆に、使ったPayPay残高をPayPay銀行の口座へ出金(払い出し)する際も手数料がかかりません。手数料を気にすることなく、自由にお金を移動できるのは大きなメリットです。
  4. 条件付きでATM手数料が何度でも無料 セブン銀行やローソン銀行などの提携ATMでは、「3万円以上の入出金」であれば手数料が何度でも無料になります。また、毎月最初の1回は金額にかかわらず入金・出金ともに無料なので、計画的に利用すれば手数料をかけずに済みます。
  5. カードレスでもATM利用が可能 PayPay銀行のキャッシュカードが手元になくても、スマホアプリを使えばセブン銀行・ローソン銀行のATMで現金の入出金が可能です。カードを持ち歩く手間がなく、スマホ一つで完結するのは嬉しいポイントです。
  6. 給与受取で振込手数料もお得に 給与受取口座に指定してエントリーするだけで、他行への振込手数料が月3回無料になります。家賃や光熱費の支払いなど、定期的な振込に便利です。
  7. 面倒な振込や入金が自動化で楽に さらに、毎月決まった日に自動で入金・振込ができる「定額自動入金・振込サービス」も便利。家賃の支払いや習い事の月謝などを自動化でき、面倒な手続きや振り込み忘れを防げます。

PayPay銀行のデメリット

  1. 3万円未満のATM利用は手数料に注意 毎月2回目以降のATM利用で、入出金額が3万円未満の場合は165円(税込)の手数料がかかります(ゆうちょ銀行の場合は330円)。コンビニATMなどで少額の入出金を頻繁に行う方は注意が必要です。
  2. ATMの利用で挿入方向に注意が必要 キャッシュカードでATM利用する際、カードの挿入方向を間違えているとすぐ戻ってきて、戸惑う可能性があります。
  3. 振込手数料は条件を達成しないと割高に 給与受取口座に指定しない場合、他行への振込手数料は1回145円(税込)かかります。月に数回振り込みをする方は、給与受取口座に指定して無料特典を活用するのがおすすめです。
  4. サポートはオンラインが中心 楽天銀行と同様に実店舗がないため、対面でのサポートは受けられません。また、カスタマーサービスの電話やチャットは時間帯によってつながりにくいこともあるため、自己解決が必要になります。

証券会社(PayPay証券)

PayPay経済圏の資産運用の入り口となるのが「PayPay証券」です。 100円から始められる少額投資と直感的な操作性で、投資初心者でも手軽に投資を始められます。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

PayPay証券のメリット

  1. 100円から始められる手軽さ 「PayPay資産運用」なら、投資信託だけでなく日本株・米国株も最低100円から金額を指定して購入できます。まとまったお金がなくても気軽に投資を始められます。
  2. 最短3タップの簡単操作で投資完了 PayPay証券のアプリは、「銘柄を選ぶ」→「金額を入れる」→「買う」の最短3タップで取引が完了するほどシンプル。難しい操作を覚える必要がなく、「何だか難しそう」と感じている方でも安心して投資を始められます。
  3. 銘柄が厳選されていて選びやすい 他のネット証券に比べて取引できる銘柄の数は少ないですが、それは裏を返せば、PayPay証券が有名企業などの人気銘柄を厳選してくれているということ。投資先の選択肢が多すぎて迷ってしまう初心者の方でも、安心して銘柄を選べます。
  4. 米国株を24時間いつでも取引できる 通常、米国株は日本の夜間にしか取引できませんが、PayPay証券なら24時間365日いつでも売買が可能です。日中や深夜など、自分の好きなタイミングで取引できるので、忙しい方でも安心です。
  5. 銀行口座と連携した「おいたまま買付」で即座に取引 「おいたまま買付」対象の銀行口座(PayPay銀行など)に残高があれば、証券口座へ送金する手間なく、その場ですぐに株の取引ができます。買いたいタイミングを逃さず、スピーディーに取引できる便利なサービスです。

PayPay証券のデメリット

  1. 投資先の選択肢が少ない メリットである反面、選べる銘柄が国内株・米国株の有名企業などに限られており、中国株や新興国株などには投資できません。幅広い銘柄に分散投資したい方や、ニッチな企業に投資したい方には物足りなく感じるでしょう。
  2. 新NISAでも取引手数料が割高 多くのネット証券では新NISAでの日本株・米国株の取引手数料が無料ですが、PayPay証券ではスプレッド(売買価格の差に含まれる実質的な手数料)がかかります。国内株は約0.5%、米国株も取引時間によって約0.5%〜0.7%の手数料がかかるため、コストを最優先する方には不向きです。
  3. 細かい価格指定ができない(成行注文のみ) PayPay証券の取引は、その時点の市場価格で売買する「成行注文」のみです。「この価格になったら買う」といった価格を指定する「指値注文」ができないため、想定よりも高い価格で買ってしまうリスクがあります。特定の価格で取引したいこだわりのある方にはデメリットと言えるでしょう。

【おまけ】LYPプレミアム

PayPay経済圏をさらにお得にするための強力な特典パックが「LYPプレミアム」です。 LINE、Yahoo!、PayPayのサービスを連携させることで、ショッピングからデータ管理まで、日常のあらゆる場面でご利用できます。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

LYPプレミアムのメリット

  1. Y!mobile・SoftBankユーザーは無料で全サービス利用可能 SoftBankやY!mobileの回線を利用している方なら、通常月額508円(税込)のLYPプレミアムを無料で利用できます。通常有料のサービスを追加料金なしで使えるため、キャリアユーザーには大きなメリットです。
  2. Yahoo!ショッピングで毎日7%ポイント還元 LYPプレミアム会員は、Yahoo!ショッピングでの買い物でPayPayポイントがいつでも+2%となり、**合計で毎日最大7%**も貯まります 。
  3. Yahoo!ショッピングで安心の補償サービス 購入した商品に破損補償・修理補償が適用され、購入金額または修理費用の90%をカバーします。買ったばかりでも補償期間外でも安心して買い物ができ、商品購入日から5年以内なら修理費用もサポートされます。
  4. 旅行・宿泊予約で5%ポイント還元 Yahoo!トラベルでオンラインカード決済を利用して宿泊予約をすると、利用額の5%が貯まります 。さらに、会員限定で配布される「PayPayクーポン」を使えば、普段の街でのお買い物もお得になります。
  5. 1,500万種類以上のLINEスタンプが使い放題 月額240円の「LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)」が追加料金なしで利用でき、1,500万種類以上のスタンプが使い放題になります 。メッセージ入力時に予測変換でスタンプ候補が表示され、ダウンロード不要ですぐに送信できるのも便利なポイントです。
  6. LINEデータを容量無制限で自動バックアップ LINEの「プレミアムバックアップ」では、メッセージ、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージを最大100GBまでバックアップできます。また、Yahoo!の「かんたんバックアップ」では容量無制限で自動バックアップ。機種変更や故障時でも大切な思い出やデータを失う心配がありません。

LYPプレミアムのデメリット

  1. 対象ユーザー以外は月額508円がかかる Y!mobile・SoftBankユーザー以外は月額508円(税込)がかかります。利用しなくても毎月料金が発生し続けるため、特典を活用しない場合は無駄な出費となる可能性があります。
  2. アカウント連携をしないと恩恵受けられない場合がある。 LYPプレミアムの特典を最大限に活用するには、「Yahoo! JAPAN ID」「PayPay」「LINE」の3つのアカウントを連携させる必要があります 。この設定を忘れると、ポイントがもらえなかったり、一部の特典が使えなかったりする場合があるため、登録後は必ず設定を確認しましょう。
  3. 特典内容が変更・終了する可能性 これは全てのサブスクリプションサービスに言えることですが、提供される特典内容は将来的に変更されたり、人気の特典が予告なく終了したりする可能性があります。

まとめ:PayPay経済圏のメリット

PayPay経済圏の最大の魅力は、「始めやすさ」と「ポイントの貯めやすさ」にあります。 複雑な条件をいくつもクリアしなくても、普段の生活で自然にポイントが貯まっていく仕組みが整っています。ここでは、その具体的な理由を3つのポイントに分けて解説します。

① たった3ステップで始められる手軽さ

PayPay経済圏は、以下の3つのステップを完了させるだけで、誰でも簡単にお得な生活をスタートできます。

①アカウント作成と連携:「Yahoo! JAPAN ID」「PayPay」「LINE」の3つのアカウントを作り、それぞれを連携させます。 ②スマホ回線の契約:Y!mobile または SoftBankの回線を契約します。 ③キャリア連携の設定:SoftBankなら「スマートログイン」、Y!mobileなら「初期登録」を完了させます。

たったこれだけで、LYPプレミアムが無料になったり、Yahoo!ショッピングでのポイント還元率がアップしたりと、PayPay経済圏の基本的な恩恵を受けられるようになります 。

② お得なキャンペーンやイベントが豊富

Yahoo!ショッピングでは、ポイント還元率が大幅にアップするキャンペーンが頻繁に開催されており、これらを活用することでポイントをザクザク貯めることができます。

・毎月開催されるお得な日:特に狙い目なのが、毎月定期的に開催される 「5のつく日」と「プレミアムな日曜日」です。 ・5のつく日毎月5日・15日・25日に開催。 +4%のポイントが付与されます。(付与上限あり) ・プレミアムな日曜日:毎週日曜日に開催。 +5%のポイントが付与されます。(対象ストアで5,000円以上の決済が必要) このように、5,000円以上の買い物をするなら日曜日、それ以下の金額なら5のつく日がお得、と覚えておくと良いでしょう。 年に数回のビッグイベント:「超PayPay祭」や「ヤフービッグボーナス」といった大型イベントも年に数回開催されます。これらの期間中は、最大で20%を超える高いポイント還元率も狙えるため、見逃せません。

③ PayPayアプリ一つでまとめて管理できる利便性

PayPay経済圏のサービスは、中心となるPayPayアプリ内での連携が非常にスムーズで、日常の管理がとても楽になります。

・PayPay銀行との連携:口座を連携すれば、PayPay残高への事前チャージが不要になります。銀行口座からの直接引き落としや、残高の無料出金も可能なので、お金の管理がスマートになります。

PayPayカードとの連携:PayPayアプリからカードの利用明細やカード番号をすぐに確認できます。カードを利用すると即座に通知が届くため、不正利用の防止にも繋がり安心です。

まとめ:PayPay経済圏のデメリット

ここまでPayPay経済圏の多くのメリットをご紹介してきましたが、もちろん良い点ばかりではありません。ご自身の使い方によっては損をしてしまう可能性もあるため、注意すべきデメリットもしっかりと把握しておきましょう。

PayPay経済圏全体のデメリットをまとめると、以下のようになります。

①SoftBank・Y!mobileユーザー以外は恩恵が少ない

多くの高還元キャンペーンや特典は、SoftBank・Y!mobileユーザーであることが前提となっているものが多くあります。

それ以外のキャリアだと月額508円「LYPプレミアム」がかかる 最大の特典である「LYPプレミアム」は、対象ユーザー以外は月額料金がかかります。この特典を無料で使えることが、PayPay経済圏のメリットを最大化する鍵となります。 通信料金は他の格安SIMより高め SoftBank・Y!mobileは高品質な通信が魅力ですが、その分、他の格安SIMと比較すると月額料金は高めの設定です。

つまり、対象ユーザー以外をお使いの場合、PayPay経済圏の魅力を最大限に引き出すのは難しいでしょう。

②期間限定ポイントの使い道が限られる

キャンペーンで付与されるポイントの多くは、利用先がYahoo!ショッピングなどに限定される「PayPayポイント(期間限定)であるため使い勝手が悪い。

③各サービスは初心者に優しい反面、機能が限定的

PayPay証券は投資先の選択肢が少なかったり、PayPayカードには旅行保険が付帯しなかったりと、各サービスはシンプルで分かりやすい反面、より細かな機能や手厚いサポートを求める方には物足りなく感じる場面があります。

④細かい条件が設定されている

ポイントを効率よく貯めるには、いくつかのルールを理解しておく必要があります。

ポイントアップには条件がある PayPayカードで高い還元率を得るための「PayPayステップ」は、「月30回かつ10万円以上の利用」が必要など、達成のハードルがやや高めです。 特典の付与上限が低い場合がある 一部のキャンペーンでは、月のポイント付与上限が数百円相当と低めに設定されているため、高額な買い物をしても思ったよりポイントが貯まらないことがあります。

手数料無料には3万円以上の入出金が必要 PayPay銀行のATM手数料無料には3万円以上の入出金が必要だったりと、条件をクリアする必要があります。

楽天とPayPay経済圏の比較結論

結論から言うと、現時点では総合力で楽天経済圏のほうがオススメです。

最大の理由は、楽天ポイント(期間限定含む)の使い道が非常に広く、楽天モバイルや楽天証券といった関連サービスも充実している点にあります。

ただ、PayPay経済圏にも特定のユーザーにとっては大きなメリットがあります。どちらが自分に合っているか判断できるよう、3つのポイントで比較していきましょう。

  • ポイントの使いやすさ:普段の買い物でポイントをどう使いたいか
  • スマホ回線:安さか、通信の安定性か
  • 金融サービス(カード・銀行・証券):どんな使い方をしたいか

ポイントの使いやすさで比較

  • 楽天経済圏 楽天ポイント(期間限定)は、楽天市場だけでなく、楽天ペイを通じて街中のさまざまなお店で使えるため、ポイントの使い道に困ることがほとんどありません。
  • PayPay経済圏 PayPayポイント(期間限定)は、Yahoo!ショッピングでの利用が中心となり、用途がやや限定的です。ポイントの有効期限管理も少し注意が必要です。

スマホ回線で比較

  • 楽天経済圏(楽天モバイル):月額料金が安く、データ通信が無制限で使えるのが最大の魅力です。ただし、場所によっては電波が不安定になる可能性があるというデメリットも理解しておく必要があります。
  • PayPay経済圏(ソフトバンク・Y!mobile):大手キャリアならではの通信の安定性が強みです。どこにいても快適に使いたい方に向いていますが、楽天モバイルに比べると月額料金は高くなる傾向があります。

金融サービス(カード・銀行・証券)で比較

クレジットカード

  • 楽天カード「QUICPay」が使えるため、タッチ決済やバーコード決済が使えないお店でも支払いやすく、ポイントを貯めるチャンスが広がります。
  • PayPayカードこちらも高還元率ですが、QUICPayには対応していません

銀行

  • 楽天銀行「ハッピープログラム」により、預金残高に応じてATM手数料や振込手数料の無料回数が増えるなど、メインバンクとして非常に優秀です。
  • PayPay銀行:3万円未満の入出金は無料ですが、それ以上は手数料がかかります。給与受取口座に指定しないと振込手数料が無料にならないなど、使い方によっては不便を感じるかもしれません。

証券

  • 楽天証券取扱銘柄数が豊富で手数料も安く、本格的に資産運用をしたい方に適しています。多くの人が利用しているため、困ったときにインターネットで解決策を見つけやすいのもメリットです。
  • PayPay証券取扱銘柄を厳選しており、「銘柄選択」→「金額指定」→「買う」の最短3タップで投資できるなど、初心者でも直感的に操作できるシンプルな設計が魅力です。

【まとめ】

楽天経済圏がおすすめな人

・様々なサービスを連携させて、効率よくポイントを貯めて使いたい方 ・データ通信量を気にせず、スマホ料金を安く抑えたい方 ・NISAなどを活用し、本格的に資産運用を始めたい方

PayPay経済圏がおすすめな人

・Yahoo!ショッピングでの買い物や、PayPayでの支払いがメインの方 ・スマホの通信は、料金よりも安定性を最優先したい方 ・難しい操作は苦手で、まずは少額から手軽に投資を始めてみたい方

docomo経済圏の特徴

NTTドコモが展開するサービスや提携先を利用することで「dポイント」をメインにポイントがよく貯まるのがdocomo経済圏です。

docomo経済圏のポイント仕組み

docomo経済圏のポイントの仕組みは、他の経済圏のようにサービスの利用数に応じて倍率がどんどんアップしていくシステムとは少し異なり、特定のキャンペーンと日常使いのサービスを組み合わせることで、効率よくdポイントを貯められるのが大きな魅力です。

ポイント還元の仕組みは、以下の2つを組み合わせることで成り立っています。

①【キャンペーンを狙う】毎月10日・20日の「dショッピングデー」が熱い!

docomo経済圏の最も大きな特徴が、「dショッピングデー」のような強力なキャンペーンです。この日を狙ってまとめ買いをすることで、ポイントが最大40倍になるなど、一気にポイントを獲得できます。 常にサービスを使い続けるのではなく、お得な日を狙い撃ちする活用法です。

②【日常使いで貯める】dポイントを取りこぼさない「3種の神器」

キャンペーン以外でもポイントを着実に貯めるため、以下の「3種の神器」を普段の生活に取り入れることが基本の仕組みとなります。

  1. dカード:dポイントが貯まる基本のクレジットカード。
  2. d払い:街のお店やネットでのお支払いで、ポイントが貯まる・使えるスマホ決済。
  3. dポイントカード:お店で提示するだけで、ポイントが貯まるカード。

これらを日常的に活用することで、あらゆる場面でポイントを取りこぼすことなく貯めることができます。

もちろん、この仕組みを利用するには、dアカウントを作成し、dポイントクラブ会員になっておくことが全ての大前提です。

docomo経済圏の主要サービス一覧

docomo経済圏には、d払いを中心とした決済サービスをはじめ、私たちの生活をお得で便利にするサービスが幅広くそろっています。これらを上手に組み合わせることで、dポイントを効率よく貯めることが可能です。

特に、以下の5つの分野は、多くの方が日常的に利用する、まさに生活の土台となるサービスです。docomo経済圏で暮らすなら、まずこれらのサービスをそろえることから始めるのが良いでしょう。

  1. ネットショッピング(dショッピング)
  2. スマホ回線(docomo・ahamo)
  3. クレジットカード(dカード)
  4. 銀行口座(提携銀行
  5. 証券会社(提携証券

これらは普段の生活に欠かせないサービスばかりなので、無理なくdポイントが貯まっていきます。さらに、毎月10日・20日の「dショッピングデー」を活用することで、ポイント獲得をもっと加速させることができますよ。

docomo経済圏で過ごすために必要な主要サービスとその特徴を、以下で詳しくご紹介していきます。

ネットショッピング(dショッピング)

docomo経済圏を代表するネットショッピングは「dショッピング」です。 特に毎月開催されるキャンペーンが強力で、貯まったdポイントの使い道も豊富なのが魅力です。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

dショッピングのメリット

  1. 毎月10・20日は高還元「dショッピングデー」 毎月10日と20日に開催される「dショッピングデー」にエントリーし、合計4,400円(税込)以上購入すると、ポイント還元率が大幅にアップします。特定の商品では最大40倍のポイント還元も受けられる、docomo経済圏の大きな魅力の一つです。
  2. 期間限定のdポイントは街のお店や通信料金にも使える キャンペーンで貯まったdポイント(期間・用途限定)は、dショッピング内での利用はもちろん、コンビニやドラッグストアなど街のお店で「d払い」や「dポイントカード」を使って支払いに充当できます。また、毎月のドコモ・ahamoの携帯料金の支払いにも使えるので、ポイントの使い道に困ることがありません。
  3. docomoユーザー以外でも利用可能 docomoのサービス(docomo回線、ドコモ光など)を利用していなくても、dアカウントさえあれば利用できます。dショッピングの恩恵を受けられるのが始めやすい魅力です。

dショッピングのデメリット

  1. ポイント上限による制約 dショッピングデーでのポイント還元上限は4,000ポイントのため、大量購入を予定している方には物足りなく感じる場合があります。大きな買い物を考えている方は、10日と20日の2回に分けて購入するなど、少し工夫すると良いでしょう。 
  2. ポイント40倍の対象商品や、全体の品揃えは少なめ 「ポイント最大40倍」は非常に魅力的ですが、全ての商品が対象ではありません。また、他の大手ショッピングサイトと比較すると、商品の掲載数はやや少ないと感じるかもしれません。欲しい商品があるか、事前にチェックするのがおすすめです。
  3. キャンペーンは毎回エントリーが必要 dショッピングデーなどのキャンペーンは、自動で適用されるわけではありません。お得な特典を受けるには、開催のたびに公式サイトでエントリーボタンを押す必要があるので、忘れないようにしましょう。※ポイント付与までメールマガジンの購読が必須 キャンペーンにエントリーした後、ポイントが実際に付与されるまでの期間、dショッピングからのメールマガジンを購読し続ける必要があります。途中で購読を解除してしまうと、ポイント付与の対象外になってしまうため注意が必要です。
  4. 期間限定ポイントの利用制限 お得に貯まるdポイント(期間・用途限定)ですが、以下のサービスでは利用できません・ポイント投資(※マネックス証券では利用可能) ・他社ポイントへの交換 ・dカード プリペイドへのチャージ ・一部のコンテンツサービス 基本的に「ポイント投資」には使えませんが、唯一マネックス証券なら期間・用途限定ポイントも投資に利用可能です。投資に使いたい方は覚えておくと良いでしょう。
 

スマホ回線(docomo・ahamo)

docomo経済圏のスマホ回線には、メインブランドの「docomo」と、オンライン専用プランの「ahamo」があります。docomoは手厚いサポートと安心感を、ahamoは料金の手頃さを重視しており、特徴が大きく異なります。

それぞれのプランが持つメリットとデメリットに分けて、詳しく見ていきましょう。

docomoのメリット

  1. 地方や山間部でも繋がりやすい 圧倒的な電波エリア docomo最大の強みは、国内で最も広い通信エリアです。都市部はもちろん、地方や山間部でも電波が途切れにくい点が大きな強みです。大手キャリアならではの安定した高品質な通信で、災害時などの緊急時でも格安SIMより回線が圧迫されにくく安心です。
  2. DAZN for docomoなどの限定特典 docomoの対象プランを契約していると、スポーツが見放題の「DAZN for docomo」など、独自の特典をお得に利用できます。スポーツ好きの方には特に魅力的な特典です。
  3. 無料でキャリアメールが使える 申込み不要・無料でキャリアメール(@docomo.ne.jp)を利用できます。キャリアメールをメインで使っている方には嬉しいポイントです。
  4. 海外でも安心の国際ローミング 国際ローミングが30GBまで無料で利用できるため、海外出張や旅行の際も追加料金を気にせずにインターネットを使えます。
  5. 4GBと10GBの小容量プランもご用意 無制限プランだけでなく、あまりデータを使わない方向けに4GBと10GBの小容量プラン「ドコモ mini」も用意されています。利用量に応じて最適なプランを選択できるのに加え、キャリアメールが無料で利用できるのも嬉しいポイントです。

docomoのデメリット

  1. 高品質なぶん、月額料金は高めの設定 手厚いサポートや安定した品質が魅力ですが、その分ahamoや他の格安SIMと比較すると月額料金は高めです。特にデータ利用量が少ない方にとっては、割高に感じられる可能性があります。
  2. 乗り換え時にキャリアメールの維持が有料 他社へ乗り換える際にドコモのキャリアメールを継続して利用するには、月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運び」サービスへの申し込みが別途必要になります。

ahamoのメリット

  1. 高品質なdocomo回線を低価格で利用できる ahamoはdocomoの高品質な通信回線を、月額2,970円(税込)で20GBまで利用できます。格安SIMにありがちな、混雑する時間帯の速度低下も起きにくく、安定した通信速度を保てます。
  2. 1回5分以内の国内通話が無料で付いてくる プラン料金の中に、国内通話「5分かけ放題」が無料で付いてきます。専用アプリも不要で、スマホ標準の電話機能からクリアな音質で通話できるのが嬉しいポイントです。
  3. 海外ローミングが追加料金なしで30GB使える 追加料金や特別な申し込みなしで、91の国・地域でデータ通信が30GBまで無料で利用できます。海外旅行や出張が多い方には非常に便利なサービスです。
  4. 速度制限時も最大1Mbpsで利用可能 月間のデータ容量30GBを使い切って速度制限がかかっても、最大1Mbpsの通信速度が維持されます。SNSの閲覧や標準画質の動画視聴なら問題なくこなせる速度です。
  5. 大容量が必要なら+80GBの追加オプションも 月々1,980円(税込)の「大盛りオプション」を追加すれば、合計100GBまでデータ容量を増やせます。たくさんデータを使いたい月だけ追加することも可能です。

ahamoのデメリット

  1. 申し込みやサポートはオンラインが基本 ahamoはオンライン専用プランのため、契約の申し込みや各種手続き、相談は基本的にウェブサイトやアプリで行います。
  2. 店頭サポート利用できるが制限がある docomoの店頭でサポートを有料(3,300円/回)で利用可能ですが、操作案内のみの対応で、実際の作業は自分で行う必要があります。
  3. データ容量の翌月繰り越しはできない その月に使い切れなかったデータ容量を、翌月に繰り越すことはできません。毎月のデータ使用量にばらつきがある方は注意が必要です。
  4. キャリアメールは利用できない ahamoではキャリアメールが提供されていません。Gmailなどのフリーメールを事前に用意しておく必要があります。

クレジットカード(dカード)

docomo経済圏の代表するクレジットカードは「dカード」です。 docomoユーザー向けの特典はもちろん、年会費無料でケータイ補償が付くなど、普段使いでも多くのメリットがあります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

dカードのメリット

  1. 年会費無料なのに最大1万円の「dカードケータイ補償」が付帯 購入から1年以内に、利用中の携帯電話が紛失・盗難・修理不能(水濡れ・全損など)になった場合、新しいスマホの購入費用を最大1万円まで補償してくれます。年会費無料のカードでありながら、この補償が利用できるのは嬉しいポイントです。上位カードのdカード GOLDなら、購入から3年以内に最大10万円まで補償が拡大されます。
  2. docomo・ahamoユーザーは料金プランの割引がお得に dカードをdocomoの料金プランの支払いに設定すると、毎月割引が適用される「dカードお支払割」が利用できます。
  3. ahamoユーザー限定のデータ特典 ahamoの利用料金をdカードで支払う設定にすると、毎月+1GBのボーナスパケットが提供されます。上位カードの「dカード GOLD」なら+5GBとさらにお得になるので是非活用してください。
  4. 発行手数料無料、条件付きで年会費も無料のETCカード dカード会員は、発行手数料無料でETCカードを作ることができます。年に一度も利用がない場合は年会費がかかりますが、一度でも利用すれば翌年も無料になるため、実質無料で持ち続けやすいカードです。
  5. 29歳以下限定で国内・海外旅行保険が付いてくる 29歳以下の方限定ですが、国内旅行で最大1,000万円、海外旅行で最大2,000万円の傷害保険が付帯します。公共交通機関での事故や宿泊施設での事故、パッケージツアー参加中の事故などが補償対象となり、いざという時のお守りになる嬉しい特典です。

dカードのデメリット

  1. 旅行保険は「29歳以下」かつ「利用付帯」と条件が厳しい メリットとして挙げた旅行保険ですが、30歳になると補償の対象外になります。また、補償を受けるには、旅行代金や交通費などをdカードで支払う必要がある「利用付帯」という条件付きです。 なお、上位カードのdカード GOLDなら年齢制限がなく、カードを持っているだけで適用される「自動付帯」になるため、旅行好きの方はGOLDも検討すると良いでしょう。
  2. ケータイ補償の適用には「同一機種・同一カラー」などの条件がある 手厚いケータイ補償ですが、「ドコモショップ等で、補償対象と同じ機種・同じ色の端末を購入する」といった細かい条件を満たす必要があります。 なお、dカード GOLDなら補償期間が3年、金額も最大10万円にアップし、より安心感が高まります。
  3. ETCカードは年に一度使わないと年会費がかかる 発行手数料は無料ですが、前年度に一度もETCカードの利用がない場合は、550円(税込)の年会費が発生します。
  4. 解約手続きは電話のみで時間がかかる場合も dカードを解約する際は、電話での手続きが必要です。音声ガイダンスに従ってオペレーターに繋がるまで、時間帯によっては待たされることがあります。また、docomo回線以外の電話からかけると通話料が有料になる点も注意が必要です。

銀行口座(提携銀行)

これまでdocomo経済圏には、楽天銀行やPayPay銀行のような自社グループの銀行がありませんでした。

もちろん、三菱UFJ銀行と提携した「dスマートバンク」というサービスはあり、引き落とし口座に設定するとdポイントが貯まるなどのメリットはありました。しかし、これはあくまで三菱UFJ銀行の口座とdアカウントを連携させるもので、docomo独自の銀行サービスではなかったのです。

その状況が、いよいよ変わります。NTTドコモは2025年5月をめどに、「住信SBIネット銀行」のサービスを活用して、本格的に銀行業へ参入することを発表しました。

これにより、ついにdocomo経済圏にも自社グループの銀行が誕生することになります。今後はd払いやdカードとの連携強化など、dポイントがさらに貯まりやすくなるような、docomoならではの新しい金融サービスの登場が期待されます。

証券会社(提携証券

docomo経済圏には、自社グループの証券会社がありません。そのため、提携する証券会社の口座を開設して、dポイントを活用しながら資産運用を始めることになります。

提携先はいくつかありますが、dカードでの「クレカ積立」でdポイントが効率よく貯まる『マネックス証券』が最もおすすめです。ここではマネックス証券のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

マネックス証券のメリット

  1. dカードでの「クレカ積立」で最大1.1%のdポイントが貯まる マネックス証券を選ぶ最大のメリットです。つみたてNISAなどで投資信託を積立する際にdカードで決済すると、積立額に応じて最大1.1%のdポイントが貯まります。もう一方の提携先であるSMBC日興証券はクレカ積立に対応していないため、dポイントを貯めながら資産運用したい方には最適な選択肢です。
  2. dポイント(期間・用途限定もOK)でポイント投資ができる 通常ポイントはもちろん、キャンペーンなどで貯まる期間・用途限定のdポイントも、1ポイント=1円として投資信託の購入に使えます。手数料や面倒な手続きも不要で、失効しそうな期間限定ポイントの有効活用先としても非常に優秀です。
  3. 1株から株が買える「ワン株」サービスがある まとまった資金がなくても、有名企業の株を1株から購入できる「ワン株(単元未満株)」というサービスがあります。少額から気軽に株式投資を始められます。

マネックス証券のデメリット

  1. 国内株式の取引手数料が大手ネット証券より高め SBI証券や楽天証券など、条件付きで手数料が無料になるコースがある大手ネット証券と比較すると、マネックス証券の手数料はやや高めに設定されています。
  2. サイトやツールの使い勝手・サポート体制に課題の声 利用者からは、以下のようなシステムの使い勝手やサポートに関する厳しい意見が見られます。 ・サポートセンターの返信が遅い、解決に至らないことがある ・サイトの画面が分かりにくく、投資経験者向けに感じる ・ツールの動作が不安定、データの反映が遅れることがある ・土日のシステムメンテナンスが多く、休日に状況を確認できないことがある
  3. 外国株の取り扱いが少ないなど商品ラインナップは限定的 人気の米国株などはもちろん取引できますが、SBI証券や楽天証券と比較すると、外国株全体の取り扱い銘柄数は少なめです。幅広い海外の銘柄に投資したいと考えている方は、少し物足りなく感じるかもしれません。

【まとめ】docomo経済圏のメリット

ここまで、docomo経済圏が提供する各サービスのメリットをご紹介してきました。これらの特徴をまとめると、docomo経済圏は特に以下のような方に大きなメリットがあると言えるでしょう。

①docomo経済圏でなくても高還元率が実現できる

docomo経済圏の大きな魅力は、必ずしもdocomoサービスの利用がなくても始められる点です。特に毎月10日・20日の「dショッピングデー」は、dアカウントさえあれば誰でも高還元のチャンスを狙えるため、まずはdショッピングデーを利用する所から始めるといいでしょう。

②dポイント(期間・用途限定含む)の使い道が多い

高還元の「dショッピングデー」に加え、貯まったdポイント(期間・用途限定含む)の使い道が多いのも強みです。コンビニやドラッグストアでのd払いはもちろん、毎月の携帯料金にも充当できるため、ポイントを失効させることなく消費したい方に最適です。

③docomoやahamoの特典を最大限に活かしたい方

dカードでの料金支払いで適用される割引やボーナスパケットに加え、docomoやahamoなら海外ローミングが30GBまで無料になるなど、スマホ回線の契約者が恩恵を受けられる仕組みが整っています。

④通信の安定性や充実した特典を重視する方

地方や山間部でも繋がりやすい圧倒的な通信エリアや、DAZNなどの限定特典は、大手キャリアであるdocomoならではの強みです。価格だけでなく、サービスの質や安心感を求める方に向いています。

⑤年会費無料で手厚い補償を求める方

dカードは年会費無料でありながら、最大1万円の「dカードケータイ補償」が付帯します。コストをかけずに、万が一のスマホの故障や紛失に備えたい方にとって、非常に心強いクレジットカードです。

まとめ

docomo経済圏は、回線契約者に最も大きなメリットがあるのはもちろん、docomo経済圏以外の方でもお得なキャンペーンから気軽に始められるのが魅力です。すべてのサービスを無理にそろえる必要はありません。まずはご自身の生活スタイルに合わせて、dショッピングやdカードなど、始めやすいサービスからdポイントが貯まる生活を体験してみてはいかがでしょうか

まとめ:au経済圏のデメリット

ここまで、docomo経済圏が提供する各サービスのメリットをご紹介してきましたが、一方で、利用する人によっては注意すべきデメリットも存在します。

これまで解説してきた各サービスのデメリットを、以下の3つのテーマでまとめてみました。ご自身の使い方と照らし合わせ、本当に自分に合ったサービスかを見極める参考にしてください。

① 料金や手数料が割高になるケース

ポイント還元でお得になる一方、基本的な料金設定や特定の条件下で、他のサービスより割高になることがあります。

スマホ料金: 手厚いサポートがある分、docomoの月額料金はahamoや格安SIMに比べて高めです。ahamoも大手キャリア(docomo)のサブブランドとして安定した高品質な通信を提供していますが、他の格安SIMと比較すると月額料金は高めとなっています。

証券会社の手数料: マネックス証券の国内株取引手数料は、SBI証券や楽天証券と比較するとやや高めに設定されています。

ETCカード年会費: dカードのETCカードは、年に一度も利用がないと550円(税込)の年会費が発生します。

② 手間がかかる・細かな条件があるサービス

自動で適用されない特典や、いざという時に手間がかかる手続きがある点も理解しておく必要があります。

dショッピングのキャンペーン: 「dショッピングデー」は毎回のエントリーが必須な上、ポイントが付与されるまでメールマガジンの購読を続ける必要があります。

ahamoのサポート: 基本的にオンラインでの自己解決が求められます。有料の店頭サポートもありますが、あくまで操作案内のみで、実際の作業は自分で行う必要があります。

dカードの各種特典: ケータイ補償には「同一機種・同一カラーで購入」といった条件が、旅行保険には「29歳以下」かつ「利用付帯」という厳しい条件があります。

dカードの解約: 手続きは電話のみで、時間帯によってはオペレーターに繋がりにくい場合があります。

③ サービス内容やポイントの利用範囲に関する制限

便利なサービスやポイントも、一部に制限があることを知っておきましょう。

dポイント(期間・用途限定): ポイント投資(マネックス証券を除く)や他社ポイントへの交換など、一部に使えない用途があります。

dショッピングの品揃えと特典: 全体的な掲載数が大手のショッピングサイトに比べて品揃えが少ない上に、高還元の目玉である「ポイント最大40倍」の対象商品はかなり限定的です。

ahamoのデータ容量: 使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越すことはできません。

マネックス証券の商品数: 外国株の取り扱いがSBI証券や楽天証券に比べて少ないです。

まとめ

このように、docomo経済圏は手厚いサービスや安心感を重視する半面、料金の安さや手続きの手軽さを最優先する方には不便に感じる場面があります。

特に、dショッピングデーのような主要な高還元キャンペーンがdocomoユーザーでなくても利用できるため、生活の全てをdocomoでそろえる「経済圏」としての魅力が、他の経済圏に比べて弱いと感じるかもしれません。

これらのデメリットを理解した上で、それでもdocomoならではの通信品質や特典が大きなメリットだと感じるか。その点をじっくり見極めることが、いい選択につながるでしょう。

楽天とdocomo経済圏の比較結論

結論から言うと、現時点では総合的で楽天経済圏のほうがオススメです。

最大の理由は、楽天ポイント(期間限定含む)の使い道が非常に広く、楽天銀行や楽天証券といった関連サービスも充実している点にあります。

docomo経済圏は自社の銀行や証券がない、提携サービスを利用をするとしても楽天銀行と楽天証券のほうが手数料や機能面、連携など優れているからです。

ただ、docomo経済圏にも大きなメリットがあります。通信の質を最優先しつつ、お得な部分を賢く利用したいなら「docomo経済圏」**はおすすめです。

どちらが自分に合っているか判断できるよう、3つのポイントで比較していきましょう。

  • ポイントの貯め方:全てを連携させるか、美味しいところだけか
  • スマホ回線:料金の安さか、通信の安定性か
  • 金融サービス:自社サービスの充実度か、提携サービスの柔軟性か

ポイントの貯め方を比較

楽天経済圏:サービス連携でポイントが爆発的に貯まる「SPU」

。楽天カードや楽天銀行など、生活のサービスを楽天サービスを利用すればするほどSPUの倍率が上がり、ポイントが貯まる仕組みです。まさに「経済圏」の名の通り、楽天のサービスで生活を固めることで最大の恩恵を受けられます。

docomo経済圏:高還元キャンペーンだけを狙う「遊びに行く感覚」

docomoやahamoの契約者特典もありますが、最大の魅力である「dショッピングデー」はdocomoユーザー以外も参加可能。全てのサービスを揃えなくても、お得な部分だけを「つまみ食い」しやすいのが特徴です。

スマホ回線:料金重視の楽天、品質重視のdocomo

楽天経済圏(楽天モバイル):データ無制限と安さが魅力

月額料金の安さと、データ通信が無制限で使えるのが最大の強みです。ただし、プラチナバンド獲得で改善中とはいえ、場所によってはdocomo回線に比べて電波が不安定になる可能性があります。

docomo経済圏(docomo・ahamo):大手キャリアならではの圧倒的な安定感

docomo・ahamo回線の強みは、なんといっても通信の安定性とエリアの広さです。特に料金を抑えつつ品質も求めるなら、ahamoは非常に優秀な選択肢と言えるでしょう。

金融サービス:自社完結の楽天、提携中心のdocomo

楽天経済圏:連携が強力な自社サービス

楽天カード、楽天銀行、楽天証券と、全て自社サービスで完結しており、連携が非常にスムーズです。特に楽天証券は手数料も安く取扱銘柄も豊富で、本格的な資産運用をしたい方にも支持されています。

docomo経済圏:外部の優良サービスと提携

dカードは自社ですが、銀行(住信SBIネット銀行と提携予定)や証券(マネックス証券と提携)は外部サービスとの連携が基本です。それぞれ単体では優れたサービスですが、楽天経済圏ほどの強力な連携メリットはまだ少ないのが現状です。

【まとめ】あなたのライフスタイルに合うのはどっち?

ここまでの比較を踏まえると、それぞれ以下のような方におすすめです。

楽天経済圏がおすすめな人

・生活のサービスをまとめて、効率よくポイントを貯めたい方 ・楽天モバイルで安くて、無制限で利用したい方 ・手数料や銘柄数を重視し、本格的に資産運用を始めたい方

docomo経済圏がおすすめな人

・スマホの通信は、料金よりも安定性やエリアの広さを最優先したい方 ・全てのサービス(経済圏)に縛られず、お得なキャンペーンだけ賢く利用したい方 ・ahamoの品質と価格のバランスに魅力を感じている方 ・楽天経済圏とdocomo経済圏、どちらか一方が絶対的に優れているわけではありません。

au経済圏の特徴

KDDIグループが提供する様々なサービスを日常生活を中心に利用することで、「Pontaポイント」をメインにポイントが貯まるのがau経済圏です。

 

au経済圏のポイント仕組み

au経済圏は、「auPAYマーケット」を中心にさまざまなauサービスを連携させることで、Pontaポイントの還元率がどんどんアップしていくお得な仕組みです。

特に「auPAYマーケット」でのお買い物では、楽天市場のSPUに似た「買い得メンバーズ」プログラムを活用することで、最大10%のポイント還元が実現します。キャンペーンと併用で最大39%のポイント還元が可能になります。

ポイント還元の仕組みは、主に以下の3つの要素を組み合わせることで成り立っています。

①【基本特典】「買い得メンバーズ」で最大10%還元

まずは基本となる「買い得メンバーズ」のポイント還元条件です。以下の条件を達成するごとに、ポイント還元率が上がっていきます。

  • au・UQモバイルの利用:+1.5%
  • 支払い方法「au PAY カード」の利用:+1.5%
  • 支払い方法「au PAY残高」の利用:+1%(カードと併用不可)
  • Pontaパス会員:+1%
  • au PAY ふるさと納税(5,000円以上/月):+3.5%
  • ダイレクトストア/リカーショップでの購入(5,000円以上/月):+1.5%
  • お店からの特典:+1%

②【キャンペーン特典】「三太郎の日」などを併用してさらに上乗せ

「買い得メンバーズ」の基本特典に加えて、au PAY マーケットで開催されるキャンペーンを併用することで、ポイント還元率はさらにアップします。

三太郎の日(毎月3日、13日、23日)

  • 誰でも:auPAYカード支払いで+2%
  • Pontaパス会員:さらに+3%

ポイント倍々キャンペーン  購入店舗数に応じて最大+7%

  • 1商品:+1%
  • 2商品:+2%
  • 3商品:+3.5%
  • 4商品:+5%(Pontaパス会員限定)
  • 5商品以上:+7%(Pontaパス会員限定、上限2,000ポイント)

ポイント超超祭 購入金額に応じて最大+7%

  • 誰でも:5,000円以上で+2%
  • Pontaパス会員:8,000円以上で+3%~70,000円以上で+7%(上限5,000ポイント)
 

③【店舗特典】ショップ独自のポイントアップも見逃せない

最後に、出店しているショップ自身が設定するポイントアップ(最大+19%)が加わります。これら3つを合計することで、最大39%という高い還元率が実現する仕組みです。

au経済圏の主要サービス一覧【メリットとデメリット】

au経済圏には、au PAYを中心とした決済サービスをはじめ、私たちの生活をお得で便利にするサービスが幅広くそろっています。これらを上手に組み合わせることで、「Pontaポイント」を効率よく貯めることが可能です。

特に、以下の5つの分野は、多くの方が日常的に利用する、まさに生活の土台となるサービスです。au経済圏で暮らすなら、まずこれらのサービスをそろえることから始めるのが良いでしょう。

  1. ネットショッピング(au PAY マーケット)
  2. スマホ回線(au・UQ mobile)
  3. クレジットカード(au PAY カード)
  4. 銀行口座(auじぶん銀行)
  5. 証券会社(auカブコム証券など)
  6. 【おまけ】Pontaパス

これらは普段の生活に欠かせないサービスばかりなので、無理なくPontaポイントが貯まっていきます。有料オプションの【おまけ】Pontaパスを組み合わせることで、ポイント獲得をもっと加速させることができますよ。

ネットショッピング(au PAY マーケット)

au経済圏の代表的なネットショッピングは「au PAY マーケット」です。 Pontaポイントを最大1.5倍に増量できる「お得なポイント交換所」など、他の経済圏にはない独自の特典が魅力です。お得に使いこなすためには、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。

au PAY マーケットのメリット

  1. 「買い得メンバーズで高いポイント還元 買い得メンバーズ(楽天市場でいうSPU)によって、ポイント還元率を最大10%まで上げることができます。特に、au/UQモバイルの利用(+1.5%)とau PAYカード決済(+1.5%)だけでも、基本の3%還元が実現できるのが魅力です
  2. お得なキャンペーンを狙って超高還元 「三太郎の日」などのキャンペーンと組み合わせることで、最大39%の高い還元率を狙うことも可能です。
  3. Pontaポイントを最大1.5倍に増量できる「お得なポイント交換所」 手持ちのPontaポイントを、au PAY マーケット限定Pontaポイントに交換することで、最大1.5倍に増量できます。特にau/UQモバイル利用者やau PAYカード所持者は交換上限が高く、毎月最大2,000ポイントまで1.5倍に増やせるチャンスがあります。
  4. クーポンやルーレットなど、お得な特典がたくさん お買い物金額に応じて割引クーポンがもらえたり、購入ごとに挑戦できる「買い得ルーレット」でPontaポイントやクーポンが当たったりと、ポイント還元以外にもお得な特典が多数用意されています。

au PAY マーケットのデメリット

  1. 楽天市場などと比較すると、品揃えが少ない 日用品やガジェットなど、同じキーワードで検索しても、楽天市場に比べてヒットする商品数が大幅に少ない傾向があります。ポイント還元率が高くても、欲しい商品が見つからない可能性があることは理解しておく必要があります。
  2. 最大倍率を狙うのは難しい 「買い得メンバーズ」の還元率を最大にするには、ふるさと納税など複数の条件達成が必要です。また、最大39%という高い還元率は、各店舗が独自に設定する高還元(最大19%)が適用された場合の話なので、現実的に狙える還元率は多くの場合でそれより低くなります。
  3. 限定ポイントの使い道が限られる キャンペーンやポイント交換で得られるポイントの多くは「au PAY マーケット限定」です。このポイントは、au PAY マーケットでの買い物や、au PAY ふるさと納税などにしか利用できず、街のお店などで使うことはできません。
  4. 返品や発送は店舗ごとの対応になり、時間がかかる場合も 返品や交換は各店舗が個別に対応しているため、店舗ごとに対応が異なり、場合によっては連絡が取りにくいこともあります。また、発送までに時間がかかり、商品の到着が遅れるケースも報告されています。

スマホ回線(au・UQ mobile)

au経済圏の代表的なスマホ回線は、「au」と「UQ mobile」です。 「au」はメインブランドで充実した特典と最先端のサービス、「UQ mobile」は「au」のサブブランドで独特な機能などがあります。

それぞれのプランが持つメリットとデメリットに分けて、詳しく見ていきましょう。

auのメリット

  1. 衛星通信でどこでも繋がる「au Starlink Direct」 auの5G/4Gエリア外でも、衛星通信を利用してメッセージの送受信や現在地の共有が可能です。海の上や山頂など、これまで繋がりにくかった場所での安心感が格段に向上します。
  2. 海外旅行で便利な「au海外放題」 対象料金プランをご利用なら、海外旅行の際にレンタルWi-Fiを持参する必要がなくなります。スマホだけで毎月15日分を無料で、データ通信が24時間無制限で楽しめます。テザリング接続も可能なので、同行する家族や友達とも共有できます。
  3. サブスクがお得になる「サブスクぷらすポイント」 対象の料金プランをご利用なら、Netflix、Apple Music、YouTube Premium、TELASAなどのエンタメサービスのご利用料金が最大20%のPontaポイントで還元されます。
  4. Pontaパスでエンタメや日常がお得に 月額548円(税込)の有料オプション「Pontaパス」に加入すると、映画が毎週月曜日に割引になったり、ローソンの週替わりクーポンが貰えたり、ウェザーニュースやNAVITIMEの有料機能が無料で使えたりします。

auのデメリット

  1. 料金プランは高めで、不要なオプションに注意 手厚いサービスや高品質が魅力の反面、月額料金は高めの設定です。その他にも、サービスの内容を十分理解せずに契約すると、使わないオプションまで付いてきて割高になる可能性があります。
  2. 「au Starlink Direct」は対応機種や機能に制限あり 衛星通信は、iPhone 13以降など比較的新しい端末でしか利用できません。また、インターネットの閲覧はできず、メッセージ送受信などの機能に限定されます。
  3. 「au海外放題」の利用には事前準備が必要 便利な海外放題ですが、利用するには専用アプリのダウンロードやデータチャージへの加入(無料)といった事前の準備が必要です。

UQ mobileのメリット

  1. * データ通信を無駄なく使える「くりこし」機能 今月余ったデータ容量は翌月に繰り越しできるので、毎月の通信量にばらつきがあっても無駄なく利用できます。
  2. * au回線利用で、混雑時も安定した通信品質 大手キャリア(au)のサブブランドなので、一般的な格安SIMと違って混雑する時間帯でも速度低下が起こりにくく、安定した通信を楽しめます。
  3. * コミコミプランはお得な特典付き 月額3,278円(税込)の「コミコミプラン」は、「割引条件なし」の標準料金で、「1回10分のかけ放題」と「Pontaパス」のサービスが無料で付いてくる魅力的なプランが用意されています。さらに「サブスクぷらすポイント」対象で、エンタメサービスの利用料金が最大20%ポイント還元されます。
  4. * 全国に店舗があり、いざという時も安心 オンライン限定ではなく実店舗があるため、全国のauショップやUQスポットで困ったときに対面でサポートを受けられる安心感があります。

UQ mobileのデメリット

  1. * 格安SIMと比較すると料金は高め 大手キャリアよりは安いものの、格安SIMと比較すると月額料金は高めの設定です。
  2. * 「自宅セット割」の割引サービスに注意が必要 「自宅セット割」を利用すれば月額料金が割引になりますが、au光回線は他社と比べると割高になることがあります。また、「自宅セット割」と「家族セット割」は併用できないため、どちらか一方しか適用できません。
  3. 店舗サービスは有料の場合も 店舗でのデータ移行などのサポートは、有料となる場合があります。
  4. プラン選びは慎重に 「とくとくプラン2」は割引を適用しないと「コミコミプランバリュー」より割高になることがあるため、プラン選びは慎重に行う必要があります。

クレジットカード(au PAY カード)

au経済圏の代表的なクレジットカードは「au PAY カード」です。 auユーザー向けの特典はもちろん、Pontaポイントが貯まりやすく、普段使いでも多くのメリットがあります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

au PAY カードのメリット

  1. au PAYマーケットでのお買い物が断然お得 「au PAY カード」を利用してau PAY マーケットでお買い物をすると、最大で2.5%のPontaポイントが還元されます。「au PAY カード利用」で1.5%、「Pontaパス会員」特典でさらに1.0%と、使えば使うほどお得になります。
  2. * 投資信託の積立でPontaポイントが貯まる 三菱UFJ eスマート証券での投資信託の積立投資をauPAYカードで支払うと、Pontaポイントが還元されます。通常のauPAYカードなら200円につき0.5%と控えめですが、長期的な積立投資なら嬉しいプラスになるでしょう。
  3. * au料金プランの支払いに設定すると割引対象 auの料金プランの支払いを「au PAY カード」に設定するだけで、auのご利用料金から毎月「-220円」割引される特典があります。さらに、カードの引き落とし口座を「auじぶん銀行」に設定すると「通信料金支払い特典」も適用され、毎月200Pontaポイント還元されダブルでポイントが貯まります。
  4. * いざという時に安心の付帯保険 海外旅行中のケガや病気を補償してくれる「海外旅行あんしん保険」や、カードで購入した商品の破損・盗難を補償する「お買物あんしん保険」が利用できます。万が一の時のお守りになる嬉しい特典です。
  5. * 速報メールで不正利用も早期発見 「au PAY カード」を利用すると、ほぼリアルタイムで利用速報メールが届きます。これにより、万が一の不正利用もすぐに発見できるため、安心してカードを利用できます。

au PAY カードのデメリット

  1. * 投資信託の積立でのポイント還元率が低い メリットとして挙げた投資信託の積立ですが、ポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)と低めです。より高い還元率を求める場合は、auPAYゴールドカード(100円につき1%還元)の検討が必要になりますが、年会費11,000円(税込)とのバランスを考える必要があります。
  2. * au PAY 残高へのチャージはポイント対象外 「au PAY カード」からau PAY 残高へのチャージは、Pontaポイント還元の対象外です。この恩恵を受けるには、年会費11,000円(税込)のauPAYゴールドカードにアップグレードする必要があります。
  3. * ETCカードの発行に手数料がかかる ETCカードを発行する際に、1,100円(税込)の発行手数料が必要です。ただし、発行から1年以内に一度でもETCカードを利用すれば、手数料と同額がキャッシュバックされるため、実質無料にすることは可能です。
  4. 上位カードは年会費が高め より高いポイント還元率や特典を求めるなら「auPAYゴールドカード」も選択肢に入りますが、年会費11,000円(税込)と高額なため、特典とのバランスを考えた選択が必要です。頻繁にau PAYマーケットを利用する方や、大口の積立投資をする方なら、年会費以上の恩恵を受けられる可能性があります。

銀行口座(auじぶん銀行)

au経済圏のメインバンクとなるのが「auじぶん銀行」です。 au PAYとの連携はもちろん、普段使いでも多くのメリットがあります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

auじぶん銀行のメリット

  1. * auサービスを利用や連携で普通預金金利が最大年0.51%(税引前)アップ au PAYアプリ連携、au PAY カードのご利用、auの対象料金プラン加入などのサービスを利用や連携するだけで、普通預金金利が大幅にアップします。大手銀行の普通預金金利と比べると非常に高く、ただお金を預けておくだけで効率よくお金が増えていくのが嬉しいポイントです。
  2. * Pontaポイントを現金化できる 貯まったPontaポイントをau PAY残高にチャージし、「自動払出サービス」を設定すれば、手数料無料でauじぶん銀行の口座へ現金として出金できます。
  3. * 手数料の無料回数が多い 優遇サービス「じぶんプラス」のステージに応じて、ATMの利用手数料や他行への振込手数料が複数回無料になります。ステージは預かり資産や利用状況によって決まり、条件を満たせば手数料を気にせず利用できます。
  4. * カードレスでもATM利用が可能 キャッシュカードが手元になくても、スマホアプリを使えばローソン銀行やセブン銀行のATMで現金の入出金が可能です。カードを持ち歩く必要がなく、スマホ一つで24時間365日いつでも利用できるのは嬉しいポイントです。
  5. * au PAYへのオートチャージで残高不足の心配なし au PAY残高が設定金額を下回ると、auじぶん銀行の口座から自動でチャージされる「オートチャージ機能」が利用できます。「残高が足りない!」と焦ることも、わざわざチャージする手間もなくなります。
  6. *定額自動入金でお金の管理が楽に 毎月決まった日に自動で入金ができる「定額自動入金」サービスが利用できます。給与や年金の受け取りだけでなく、他の口座からの定期的な資金移動も自動化できるため、貯金や資産形成の計画を立てやすくなります。

auじぶん銀行のデメリット

  1. * デビットカード利用でのポイント還元がない auじぶん銀行のキャッシュカードにはデビット機能が付いていますが、利用してもPontaポイントなどの還元はありません。デビットカードでのポイント還元を重視する方には物足りない点です。
  2. * 振込限度額の初期設定が低め 初期設定の振込限度額が10万円と低めに設定されています。限度額を引き上げることは可能ですが、50万円を超える設定にしたい場合は、お客さまセンターへの電話連絡が必要になり、少し手間がかかります。
  3. *実店舗がなくオンラインサポートが中心 実店舗がないため、対面でのサポートは受けられません。インターネットバンキングやアプリの操作に不安がある方、複雑な金融商品の相談をしたい方には、やや不便に感じる可能性があります。

証券会社(auカブコム証券など)

au経済圏で資産運用を始めるなら、「三菱UFJ eスマート証券」です。 auじぶん銀行との連携でお得な金利優遇が受けられるほか、クレカ積立でPontaポイントも貯まるお得なサービスになります。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

三菱UFJ eスマート証券のメリット

  1. auじぶん銀行との連携で普通預金金利がアップ auじぶん銀行と連携させる「auマネーコネクト」を設定するだけで、普通預金の金利が大幅にアップします。大手銀行の金利と比べると非常に高く、ただお金を預けておくだけで効率よくお金が増えていくのが嬉しいポイントです。
  2. 資金移動の手間が一切ない「自動入出金サービス」 auじぶん銀行と自動入出金サービスを設定しておけば、投資に必要な資金が自動で証券口座に入金され、余った資金は銀行口座に自動で戻ります。投資のたびに手動で入出金する手間がなく、面倒な資金管理から解放されるのは大きなメリットです。
  3. 1日100万円までの取引手数料が0円 1日の約定代金(売買が成立した金額)の合計が100万円までなら、取引手数料が0円になります。少額から投資を始めたい初心者の方や、1日の取引額が100万円を超えない方にとっては、手数料を気にせず取引できる大きなメリットです。
  4. 新NISA対応&クレカ積立でPontaポイントが貯まる もちろん新NISAに対応しており、非課税の恩恵を受けながら資産運用ができます。さらに、投資信託の積立に「au PAY カード」を利用すれば、積立額に応じてPontaポイントが還元されます。au PAY ゴールドカードなら還元率が1%にアップし、さらにお得です。

三菱UFJ eスマート証券のデメリット

  1. 1日の取引額が100万円を超えると手数料が割高に メリットである手数料無料は、あくまで1日の取引額が100万円までの場合です。1日100万円を超えると2,200円(税込)の手数料が発生し、それ以降、100万円ごとに1,100円(税込)ずつ加算されます。 一度に大きな金額の取引を頻繁に行う方には不向きかもしれません。
  2. PCの取引画面が分かりにくいという声も 一部のユーザーからは、パソコンで取引する際の画面が見づらい、分かりにくいという声もあります。操作性には好みがありますが、PCメインで取引したい方は、事前に公式サイトなどで画面のイメージを確認しておくと良いでしょう。
  3. 大手ネット証券に比べると情報が少ない 楽天証券やSBI証券といった最大手のネット証券と比較すると、口座開設者数が少ないため、操作方法などで分からないことがあっても、インターネット検索で解決策を見つけにくい場合があります。
  4. auじぶん銀行の残高表示サービスがない auじぶん銀行の普通預金残高を証券口座の画面で確認できる残高表示サービスが提供されていません。資産全体を一画面で把握したい方には、少し不便に感じる可能性があります。
  5. 定期売却サービスに対応していない 保有している投資信託を定期的に自動で売却するサービスがないため、リタイア後の取り崩し投資などを考えている方には向いていません。売却のタイミングは自分で判断して手動で行う必要があります。

おまけ:Pontaパス

au経済圏をさらにお得にするための強力な特典パックが**「Pontaパス」**です。 ローソンでのクーポンから映画割引、エンタメサービスまで、日常のあらゆる場面でご利用いただけるサービスが月額548円(税込)で楽しめます。そのメリットとデメリットをしっかり理解して、お得に使いこなしましょう。

Pontaパスのメリット

  1. 1. ローソンやマクドナルドでお得なクーポンがもらえる Pontaパス会員の大きな魅力は、毎週もらえるお得なクーポンです。 ・ローソン: スイーツの半額クーポンや、「Lチキ」「からあげクン」などの無料引換券が週替わりで提供されます。 ・マクドナルド: 隔週金曜日に「マックフライポテトS」または「プレミアムローストコーヒーM」の無料クーポンがもらえます。 普段からこれらのお店を利用する方なら、クーポンだけでも月額料金以上の価値があります。
  2. 2. au PAYの利用回数に応じてPontaポイントが最大7%還元 「Pontaパスブースト」により、月間のau PAY利用回数に応じて還元率が段階的にアップします。 ・ ローソンでの利用: 月15回以上の利用で最大5%(au/UQ mobileユーザーなら最大7%) ・その他Ponta提携社: 月15回以上の利用で最大3%(au/UQ mobileユーザーなら最大3.5%) 日々の支払いで効率よくポイントを貯めたい方には見逃せない特典です。
  3. 3. デリバリーアプリ「menu」の配達料が何度でも無料 デリバリーアプリ「menu」とPontaパスを連携するだけで、通常350円〜550円かかる配達料がいつでも無料になります。注文回数や時間帯の制限なく、何度でも利用できるので、デリバリーをよく使う方には非常にお得です。
  4. 4. 毎週月曜日の映画鑑賞料金が1,100円に 映画館で月曜日に通常2,000円の映画チケットが1,100円になります。利用回数制限がなく、同伴者1名分も割引対象となるため、映画好きのカップルや家族には非常に魅力的な特典です。3D作品やIMAXなどは追加料金が必要ですが、それでも大幅な節約になります。
  5. 5. 映像・音楽・漫画などのエンタメコンテンツが見放題 動画配信サービス「TELASA(テラサ)」の一部作品をはじめ、音楽、漫画などが追加料金なしで楽しめます。専用アプリから手軽に視聴できるので、スキマ時間も退屈しません。
  6. 6. au PAY マーケットでのお買い物がさらにお得に au PAY マーケットでのお買い物で、Pontaパス会員限定のポイント優遇が受けられます。 ・毎週日曜は最大5%還元 ・三太郎の日は最大34%ポイント還元 買い得メンバーズの会員はいつでも+1%還元 など、キャンペーンと組み合わせることで、Pontaポイントを大量に獲得するチャンスが広がります。
  7. 7. 「ウェザーニュース」「NAVITIME」の有料機能が無料で使える 通常月額360円の「ウェザーニュース」では雨雲レーダーが30時間先まで見られるようになり、災害情報のプッシュ通知も受け取れます。 月額330円の「NAVITIME」では複数の移動手段を組み合わせた最適ルート検索や遅延情報のリアルタイム把握が可能になります。

Pontaパスのデメリット

  1. 1. 月額548円の固定費がかかる auやUQ mobileの一部料金プランに含まれている場合を除き、**月額548円(税込)**の料金がかかります。 ローソンや映画館をあまり利用しない方、デリバリーサービスを使わない方には、元を取るのが難しいかもしれません。
  2. 2. 解約のタイミングを逃しやすい 月の途中で解約しても料金は日割り計算されず、1ヶ月分の料金が発生します。そのため、「今月はまだ使うかもしれない」と考えているうちに更新日を過ぎてしまい、翌月分の料金が発生してしまうケースも少なくありません。
  3. 3.エンタメコンテンツの充実度は限定的 映像、音楽、マンガ、雑誌の視聴放題といっても、各ジャンルのコンテンツ数は他の専門サービスと比べて多くありません。自分が見たい作品が見つからない可能性があることを理解しておく必要があります。
  4. 4.利用頻度によっては割高になる可能性 特典を最大限活用するには、ローソンでの買い物、映画鑑賞、エンタメ視聴などを頻繁に行う必要があります。これらのサービスを月に数回程度しか利用しない方には、月額料金に見合うメリットを感じにくいでしょう。

【まとめ】au経済圏のメリット

ここまで、au経済圏が提供する各サービスのメリットをご紹介してきました。これらの特徴をまとめると、au経済圏は特に以下のような方に大きなメリットがあると言えるでしょう。

  • au PAYマーケット:買い得メンバーズによる高還元システム
  • スマホ回線(au・UQ mobile):高品質な通信と充実した割引サービス
  • auじぶん銀行:優秀な金融サービスで日常がもっと便利に
  • 買い得メンバーズの特典でau PAYマーケットがお得

買い得メンバーズプログラムを活用することで、様々な特典(ポイントアップ、お得なポイント交換所、ルーレット、クーポン)が組み合わさり、驚くほどの高還元でお買い物を楽しめます。特に「三太郎の日」などのキャンペーンを狙えば、高いポイント還元を獲得できるのが大きな魅力です。

* au・UQ mobileの通信品質や独自サービスに魅力を感じる方

大手キャリアauの安定した通信を基盤に、衛星通信「au Starlink Direct」や「au海外放題」といった先進的なサービスを利用できます。また、サブブランドのUQ mobileはデータ繰り越し機能など柔軟なプランを提供しており、通信の質と柔軟性を両立したい方におすすめです。

金利や手数料がお得で、使い勝手のいいauじぶん銀行

auじぶん銀行のサービスが特に優秀で、auサービスとの連携で普通預金金利が最大年0.51%にアップするだけでなく、自動出金サービスでPontaポイントの現金化が簡単にでき、スマホだけでコンビニATMが利用可能、定額自動入金で資金管理も自動化、手数料の無料回数も多いなど、非常に良いサービスが揃っています。

有料のPontaパス(月額548円)が非常にお得

Pontaパスでは、映画が毎週月曜日1,100円、ローソンやマクドナルドの週替わりクーポン、デリバリー配達料無料などのサービスな利用できます。

au経済圏は、これらのサービスを上手に組み合わせることで、ショッピングから通信、金融まで、生活のあらゆる場面でお得と便利さを実感できる経済圏となっています。

まとめ】au経済圏のデメリット

Pontaポイントの価値を高める多くのメリットがある一方で、これまで解説してきた各サービスのデメリットをまとめると、au経済圏は特に大きな3つの特徴があると言えるでしょう。

① 料金や手数料が割高になるケース

  • スマホ回線は高品質な通信なので料金は割高 大手キャリアauやサブブランドのUQ mobileは、高品質な通信サービスと引き換えに、他の格安SIMと比較すると料金は高めです。また、特典が豊富な分、使わないサービスまで付いてきて割高に感じる可能性もあります。
  • 三菱UFJ eスマート証券の取引手数料が高い: 三菱UFJ eスマート証券は、1日の取引額が100万円を超えると手数料が割高になります。
  • auPAYゴールドカードの年会費(11,000円)は高額**
  • より高いポイント還元率を求めるならauPAYゴールドカードも選択肢に入りますが、年会費11,000円(税込)は決して安くありません。
  • 自宅セット割でも、他社の光回線と比べると割高 UQ mobile「自宅セット割」月額料金が割引になりますが、au光回線は他社と比べると結果的に割高になる可能性があり、
  • **Pontaパスは利用頻度によっては割高に** 月額548円のPontaパスは、ローソンやマクドナルドをよく利用する方、映画をよく観る方には元が取れますが、これらのサービスをあまり利用しない方には月額料金に見合うメリットを感じにくいでしょう。

② 手間がかかる・細かな条件があるサービス

  • au PAY マーケットの実際の還元率は低い au PAY マーケットの「買い得メンバーズ」は最大39%という高い還元率ですが、最大倍率を狙うにはふるさと納税などの条件達成が必要で、現実的に得られる還元率はもっと低くなります。
  • 「au海外放題」の利用には事前準備が必要 便利な海外放題ですが、利用するには専用アプリのダウンロードやデータチャージへの加入(無料)といった事前の準備が必要です。
  • auじぶん銀行の手続き: 振込限度額の初期設定が10万円と低く、50万円以上に引き上げるには電話連絡が必要になります。
  • au PAY マーケットでの連絡が取りにくい場合も au PAY マーケットの返品や交換は各店舗が個別に対応しているため、店舗ごとに対応が異なり、場合によっては連絡が取りにくいこともあります。

③ サービス内容やポイントの利用制限

  • au PAY マーケットの商品数が少ない: 最大の注意点として、au PAY マーケットは楽天市場などの大手と比較すると商品の品揃えが少なく、欲しいものが見つからない場合があります。ポイント還元率が高くても、利用したい商品がなければメリットは薄れてしまいます。
  • 限定Pontaポイントの使い道が限定的: キャンペーンなどで貯まるポイントの多くは「au PAY マーケット限定」であり、街のお店で使えないなど、使い道が非常に限られます。
  • auじぶん銀行の機能: デビットカードを利用してもポイント還元がありません。
  • 証券会社の使い勝手: ネット上での情報が少なく、PCの取引画面が分かりにくいという声もあり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
  • Pontaパスのエンタメコンテンツが少ない: 映像や音楽などのエンタメコンテンツは、専門のサブスクサービスに比べるとラインナップが限定的です。

まとめ

各サービス単体で見るとメリットも多いですが、 au経済圏の全体デメリットとして料金・手数料が割高だったり、各種サービスの利用条件がやや複雑で、最大限に活用するにはある程度の知識と工夫が求められます。 特に、限定Pontaポイントの使い道が限定的なのは大きな課題と言えるでしょう。

これらのデメリットを理解した上で、au経済圏ならではの通信品質や金融サービスのメリットが大きいと感じるか。 その点をじっくり見極めることが必要があります。

楽天とau経済圏の比較結論

結論から言うと、ネットショッピングや金融サービスを含めた総合力では楽天経済圏のほうがおすすめです。

最大の理由は、楽天ポイント(期間限定含む)の使い道が非常に広く、楽天経済圏の全体的に充実している点にあります。

ただし、au/UQ mobileユーザーには見逃せないau経済圏のメリットがあります。以下、3つの重要ポイントで比較していきまひょう。

ポイントの使いやすさ

楽天経済圏:楽天ポイント(期間限定含む)は楽天市場だけでなく街中の店でも使え、使い道に困りません。

au経済圏:au PAYマーケット限定ポイントは使い道が限られ、失効しやすい。

スマホ回線

楽天経済圏:月額料金が安く無制限通信が魅力ですが、エリアに弱点があります。

au経済圏:通信の安定性と広いエリアが強みですが、料金は高め傾向です。

金融サービス

クレジットカードどちらもタッチ決済、バーコード決済、QUICPayには対応して決済機能は充実。

銀行auじぶん銀行は定額自動入金やカードレスATM、手数料無料回数の多さで楽天銀行<auじぶん銀行のほうが優位。

証券三菱UFJ eスマート証券<楽天証券のほうが取扱銘柄数の多さ、情報量、手数料の安さで優れています。

【まとめ】

楽天経済圏がおすすめな人

・様々なサービスを連携させてポイントを効率的に活用したい方 ・データ通信量を気にせず料金を抑えたい方 ・幅広い投資先を求める方

au経済圏がおすすめな人

・au PAYマーケットでの買い物が多い方 ・通信の安定性を重視する方 ・高金利で使いやすい銀行口座を求める方 ・インデックス投資でのコツコツ積立を望む方

特にこだわりがない方は楽天経済圏がおすすめですが、銀行機能の使いやすさや通信の安定性を重視する方はau経済圏も検討する価値があります。自分の生活スタイルに合わせて選びましょう。

楽天 vs 各経済圏の比較結論

結論から言うと、各経済圏がサービスを強化しているものの、総合力ではまだ楽天経済圏が優位という印象です。

それぞれのサービスを比較すると、確かにPayPay経済圏やau経済圏にも魅力的な点はあります。しかし、サービスの連携やポイントの汎用性で楽天に及ばない部分が見られます。

なぜ楽天経済圏が依然として強いのか、項目ごとに比較した結果を見ていきましょう。

【H3】① ポイントの使い道:楽天ポイントの圧勝

まず大きな差があるのが、ポイントの使い道です。 楽天ポイントは街中のさまざまなお店で利用できる一方、PayPayポイントやPontaポイントは、期間限定ポイントの使い道がネットショッピングなどに限られることがあります。その点、dポイントは比較的多くの店舗で使えるのが強みです。

【H3】② ネットショッピング:品揃えで楽天市場に軍配

ネットショッピングの使いやすさでは、楽天市場は圧倒的な品揃えを誇り、PayPayモール、au PAYマーケット、dショッピングと比較すると、商品数で大きく引き離しています。欲しいものが見つかる確率が高いのは大きなメリットです。

【H3】③ スマホ回線:料金の楽天か、品質のその他か

スマートフォンの回線については、一長一短です。

  • **料金:**楽天モバイルは大手キャリアの回線と比べて料金が安い傾向にあります。
  • **品質:**通信の安定性や速度といった通信品質では、大手キャリアの回線である他の経済圏が優れています。

ここは、安さをとるか通信品質をとるかで評価が分かれるポイントです。

【H3】④ 金融サービス:証券・銀行ともに楽天がリード

金融サービスの充実度は、楽天経済圏が頭一つ抜けています。

  • **証券口座:**楽天証券は、手数料の安さ、使いやすさ、取扱銘柄数など総合的に見て非常に優秀です。
  • **銀行口座:**楽天銀行は、簡単な条件をクリアするだけでATM手数料や振込手数料が無料になるなど、日常的に使いやすいサービスが揃っています。

ただし、auじぶん銀行も「定額自動入金」といった便利な機能があり、選択肢として非常に魅力的です。一方で、他の経済圏の銀行はATM手数料無料の条件がやや厳しい印象を受けます。

【H3】⑤ キャッシュレス決済:PayPayは固い

キャッシュレス決済では、やはり使えるお店が多いPayPayが非常に便利です。せっかく「〇〇Pay」を始めても、使えるお店が少ないと不便に感じてしまいますよね。

ただ、クレジットカードのタッチ決済に対応していれば他の決済サービスも利用シーンは広がります。一つ注意点として、PayPayカードは199円以下の決済ではポイントが付与されない点を覚えておきましょう。

まとめ:比較してわかった!楽天経済圏が依然として強い4つの理由

ここまでの比較を踏まえて、楽天経済圏は総合的に見て、現時点で最もバランスの取れた経済圏と言えるでしょう。その理由は、以下の4つのポイントに集約されます。

  1. ポイント運用の自由度が高い 楽天ポイントは使える場所が多く、期間限定ポイントも街中で使えるため、失効の心配が少ないのが大きな魅力です。他の経済圏と比べてポイントの使い勝手が格段に優れています。
  2. 金融サービスの充実度と使いやすさ 楽天銀行と楽天証券は、ユーザー数が多いため情報量が多く、困ったときも解決策が見つけやすいのが強みです。手数料の安さや使いやすさといった基本性能も高水準です。特に楽天証券は手数料の安さと取扱銘柄の多さで、他の経済圏の証券サービスを大きくリードしています。
  3. 楽天市場の圧倒的な品揃え ネットショッピングにおいては、楽天市場の品揃えが各経済圏のショッピングサイトを上回っており、欲しいものがきっと見つかる安心感があります。
  4. 楽天モバイルの成長性 通信面では、楽天モバイルはまだ通信電波に不安な面もありますが、完全無制限プランの料金の安さは魅力です。他のキャリアは「無制限」プランでも実質的な制限(auの場合:月200GBを超えると最大5Mbpsまで低下)がありますが、楽天モバイルにはそれがありません。

【総合評価】サービス全体の質が高い

楽天経済圏は一つ一つのサービスの質が高く、楽天銀行、楽天証券、楽天カード、楽天モバイルのすべてを揃えても後悔する可能性は低いでしょう。ポイント制度の改悪があったとしても、サービス自体の基本性能が優れているため、他の経済圏と比較しても総合的な満足度は高いと言えます。

使い方次第で大きな差が出る

特定の経済圏にサービスをまとめるか、それともバラバラに利用するかで、ポイントの貯まり具合には大きな差が生まれます。

楽天経済圏に限らず、ポイントが多く還元される経済圏を上手に利用することは、やらないと損と言えるほどお得です。

ただし、使い方を間違えるとかえってもったいない結果になることも。よくある失敗例を知って、注意点を押さえておきましょう。

<よくある失敗例>

  1. ポイント還元率に釣られて不要なサービスまで契約してしまう 「還元率が高いからお得」という感覚だけで、実は使っていないサービスに高い月額料金を払い続けてしまうケースです。
  2. 利用するサービスがバラバラでポイントが分散してしまう 例えば、携帯回線はauなのにクレジットカードはPayPayカードを使っていると、ポイントが分散して効率よく貯まりません。最悪の場合、ポイントが失効してしまう可能性もあります。

大切なのは、まずご自身の生活を見直し、「どのサービスなら無理なく使い続けられるか」を考えることです。

他の経済圏と比べた時の強みとは

楽天経済圏は非常に強力ですが、「SPUの条件が複雑で大変…」と感じる方もいるかもしれません。実は、他の経済圏にはそれぞれ独自の強みがあり、あなたのライフスタイルによっては楽天経済圏よりもお得になる可能性があります。

PayPay経済圏:特定のサービスで高還元率を狙いやすい

SoftBankやY!mobileユーザーであれば、PayPay経済圏は非常に魅力的です。複雑な条件をクリアしなくても、Yahoo!ショッピングで高い還元率を実現できるのが最大の強みです。

メリット

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、簡単な設定だけでYahoo!ショッピングでの還元率が常に12%〜17%程度になります。

楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)のように、多くのサービスを契約しなくても高還元率を維持しやすいです。

注意点

還元されるポイントには、Yahoo!ショッピングでしか利用できない有効期限付きの「PayPayポイント(期間限定)」が含まれる場合があります。

クーポンの割引上限額が低めに設定されていることがあります。

PayPay証券は、現状では取引銘柄数が少なく、手数料もやや割高な傾向にあります。

ドコモ経済圏:手軽に始められるのが魅力

ドコモ経済圏の強みは、その「始めやすさ」にあります。ドコモ回線やdカードを持っていなくても、dアカウントを作成するだけでdポイントを貯め始められるため、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。

メリット

回線やクレジットカード、銀行口座などをすべて揃えなくても、dポイントの恩恵を受けやすいです。

d払いを活用すれば、街のさまざまなお店でポイントを貯めたり、使ったりすることができます。

注意点

経済圏の中心となる「dショッピング」は、Amazonや楽天市場に比べて商品の掲載数が少ないという弱点があります。

銀行や証券といった金融サービスを自社で持たず、他社との提携に頼っているため、サービス間の連携がスムーズでないと感じる場合があります。

au経済圏:金融サービスやエンタメに強み

au経済圏は、au PAYやauじぶん銀行といった金融サービスと、エンタメ系のサブスクリプションサービスに強みを持っています。特にauじぶん銀行のサービスは優秀で、今後の発展が期待される経済圏です。

メリット

「auじぶん銀行」は非常に使いやすく、特に設定した金額を他行から手数料無料で自動入金できるサービスは便利です。

Pontaパスのサブスクリプションを利用すれば、映画の割引やローソンで使えるクーポンなど、独自の特典を受けられます。

注意点

現時点では、楽天市場やYahoo!ショッピングのような、大規模で魅力的なECサイトが経済圏の中心にないため、買い物の利便性では一歩譲る面があります。

何で選ぶ?経済圏を決める重要な2つの軸

たくさんの経済圏があって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。実は、経済圏選びで失敗する人の多くが「ポイント還元率の高さ」だけで判断してしまいがちです。しかし、本当に重要なのは**「長期的に使い続けられるか」**という視点。

経済圏は一度決めると、クレジットカードや銀行口座の変更など、切り替えに大きな手間がかかります。そこで押さえておきたいのが、以下の2つの選び方の軸です。この2つのポイントを押さえれば、あなたにピッタリの経済圏が見つかりますよ。

選び方1:サービスの充実度

まず最も大切な軸は、ポイントの還元率ではなく**「各サービスの使いやすさ」**です。

なぜなら、ポイント還元率は企業の都合で変更される(改悪される)可能性があるからです。ポイント目的だけで選んでしまうと、そのたびに経済圏を乗り換えることになり、大変な手間がかかってしまいます。

普段利用する生活インフラ(クレジットカード、銀行、証券、スマホ回線など)が、一つひとつ自分にとって本当に魅力的で使いやすいか、という視点を忘れないようにしましょう。

例えば銀行口座などは、一度作ると解約や移行に手間と時間がかかります。「お得さ(還元率)」だけで選ぶと、他の経済圏の便利な機能を使いたくなったときに後悔してしまうかもしれません。

すまろ:

結局のところ、「自分の使い方」に合っているかが最重要です!  「普段どんなふうにお金を使うか?」を一度整理してみると、自分に合ったサービスが見えてきますよ。

もしポイント目的で経済圏を試したい場合は、すべてのサービスを統一するのではなく、一部のサービスだけを利用する「経済圏へのお出かけ」感覚で試してみるのがおすすめです。

選び方2:ポイントの汎用性や利便性

2つ目の軸は、**「貯まるポイントの使いやすさ」**です。

せっかくポイントを貯めても、使い道が限定的だと意味がありません。普段利用しないサービスでしか使えないポイントは、気づかないうちに有効期限が切れてしまうこともありますよね。

ポイントを使えるお店やサービスが多ければ多いほど、失効する可能性は低くなります。よく行くコンビニやスーパー、ネットショッピングなど、あなたの生活圏でポイントを無駄なく使えるか、しっかり確認しましょう。

ポイ活と経済圏の本質的な違いとは?

「ポイ活」と「経済圏」、どちらもポイントを貯める活動を指す言葉ですが、実はその本質は全く異なります。

結論から言うと、両者の違いは**「ポイントを貯めるために、その毎回行動する必要があるかどうか」**です。

「ポイントを貯める」という目的は同じでも、ポイ活と経済圏はポイントの獲得方法が全く違います。この違いを理解せずに経済圏を始めてしまうと、かえって時間や労力を無駄にしてしまう可能性があります。

まずは両者の本質的な違いを整理して、効率的にポイントを貯められる方法を見つけていきましょう。

ポイ活: ポイントを獲得するために、意識して「活動」すること。

経済圏: 生活に必要なサービスを利用するだけで、意識せずとも「自動的」にポイントが貯まっていく仕組み。

つまり、ポイント獲得が目的になっているのが「ポイ活」、普段の生活の結果としてポイントが貯まるのが「経済圏」と考えると分かりやすいでしょう。

ポイ活と経済圏の違いを理解しよう

ポイ活:ポイントを獲得するために、意識して「活動」すること。

経済圏:生活に必要なサービスを利用するだけでポイントを得る仕組み

違いがわかりますか?

ポイ活は「ポイント獲得が目的のために行動」

経済圏は「普通に生活しているだけでたまたまポイントが貯まった」という状態です。

簡単にまとめると、ポイントを意識しているかしていないかの違いです。経済圏なら、ポイントのことを考えなくても自然と還元を受けられるのが大きなメリットといえるでしょう。

「良いポイ活」と「悪いポイ活」の違い

良いポイ活

最初の設定や生活に必要なサービスを揃えてしまい、そこを利用するだけで自動的にポイントが貯まる仕組みです。

これは、まさに「経済圏」の考え方そのものです。手間をかけずに恩恵を受けられるのが特徴です。

悪いポイ活

毎回ポイントのために行動しなければならず、ポイントのために必要のないサービスまで契約してしまうなど、追加の手間をかけてポイントを貯める方法です。

例えば、アンケート回答や広告視聴、使わないクレジットカードの契約などは「悪いポイ活」の典型例。時間を消費する割には少数ポイントしか得られず、効率が悪いのが特徴です。

経済圏は「自動化」、ポイ活は「都度行動」

それぞれの特徴を、具体的な行動で比べてみました。

経済圏(自動化される「良いポイ活」)の例

以下のような生活に必要なサービスを一度設定してしまえば経済圏で統一するだけで、勝手にポイントが貯まります

クレジットカード決済: スマホ決済と連携すれば、買い物をするたびに自動でポイントが貯まります。

光熱費や通信費の支払い: 生活に不可欠な固定費を特定のサービスにまとめるだけで、毎月ポイントが貯まります。

日用品の買い物: 特定の経済圏(楽天やPayPayなど)で日用品を購入すれば、ポイント還元率がアップします。

どれも生活していれば必要なサービスなので、特別な努力をしなくてもポイントが積み重なっていきます。

ポイ活(都度行動が必要な「悪いポイ活」)の例

これらの行動は、費やした時間や手間に対して得られるポイントが少ない場合が多く、注意が必要です。

アンケートへの回答: ポイントのために、自分の時間を切り売りする行為です。

ポイントカードの提示: 毎回提示する必要があり、忘れるとポイントが貯まりません。

広告動画の視聴: ポイントのために、広告を見る時間を費やすことになります。

不要なサービスの契約: ポイント目当てで、使わないクレジットカードやサービスを契約してしまうと、年会費や管理の手間といったデメリットが発生します。

常にポイントを意識した行動が求められ、継続するには相当な労力が必要です。

注意:経済圏利用が「悪いポイ活」になるケース

経済圏も使い方を間違えると「悪いポイ活」になってしまうので注意が必要です。

特に気をつけたいのは、ポイントアップのために必要のないサービスを利用してしまうこと。

よくある失敗例:

「このサービスに登録すれば、今ならポイント還元率がさらにアップ!」というキャンペーンに惹かれて、利用予定のないサービスまで契約してしまう

最初は無料でも、いつの間にか有料になっている。

不要なサービスからのお知らせ通知がたくさん届くようになる。

解約が面倒で、使わないサービスを放置してしまう。

このような事態に陥らないためにも、あくまで**「自分の生活に必要なサービス」**を経済圏で揃えるというに意識しましょう。ポイントに振り回されるのではなく、自動で貯めるのが経済圏の最大のメリットです。

その中でなぜ私は楽天経済圏を選んだのか(体験談)

4つの主要な経済圏を比較検討した結果、私が楽天経済圏を選んだ理由は大きく2つあります。**「サービス一つひとつの質の高さ」「ポイントの使い勝手の良さ」**です。

実際に使い続けている体験をもとに、楽天経済圏の魅力をお伝えします。

理由1:各サービスが本当に優秀だから

楽天経済圏を選んだ最大の理由は、ポイント還元率の高さではなく、一つひとつのサービスが自分にとって本当に良いサービスだったことです。

楽天モバイルは月額3,278円(税込)で無制限利用できるコストパフォーマンスが魅力。確かに地下など一部で電波が弱い場所もありますが、少し移動すれば普通につながるので、私の利用環境では全く問題ありませんでした。使わない月は料金が安くなる仕組みも家計に優しく、さらに楽天市場での買い物時にポイントアップする特典もあるのが嬉しいポイントです。

楽天銀行はメインバンクで給料の振込先に指定しています。会員ステージがMAXなのでATM手数料と他行振込手数料がそれぞれ月5回まで無料になるため、手数料を気にせず利用できます。マネーブリッジ連携による普通預金金利のアップも大満足で、使い勝手の良さは抜群です。

楽天証券では積み立てNISAをコツコツ続けています。wedデザインもわかりやすく、投資先の選択肢も多いので高配当株にも挑戦しやすいです。

楽天ひかりも速度に不満がなく、ポイントで月額料金を支払えるため、時には利用料が0円になることもあり、とても使い勝手が良いサービスです。

理由2:ポイントが自動で貯まって自動で使える便利さ

楽天経済圏のもう一つの魅力は、ポイントの使い勝手の良さです。

期間限定ポイントがあってもほぼ確実に使い切れるのが大きなメリット。ポイントの使い道が豊富なので、失効の心配がありません。特に楽天ペイでの支払いは便利で、貯まったポイント(期間限定ポイントも含む)で支払いができ、そのポイント利用分に対してもさらにポイント還元があるのはポイントが高いです。

日用品をイベント日にまとめて購入する際も、大量のポイントが貯まります。また、Apple Gift Cardを楽天市場で購入することで楽天ポイントを獲得でき、それをAppleアカウントにチャージできるのも、iPhone利用者の私にとっては非常に便利です。

私が特に価値を感じているのは、各サービスの**「連携」** にあります。

楽天モバイル契約 → 楽天市場のポイント還元率UP

楽天銀行 + 楽天証券 → 普通預金金利UP

こうして貯まった大量のポイント → 楽天ひかりや楽天モバイルの支払いに

このように、サービスを連携させるほど生活全体が自然とお得になっていく。それが私が楽天経済圏を選ぶ理由です。

まとめ:楽天経済圏はお得!経済圏は“使いやすさ”で選ぼう

     
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次